デザイナーなら、デザインの依頼時に「○○っぽいデザインでお願いします」という話をされたことがある方は少なくないと思います。模倣[1]を指示されているようにとらえて「ムッ」とする方もいるかもしれませんし、逆にイメージが湧いて進めやすいととらえる方もいると思います。 当然何も考えずにまねてしまうと模倣になってしまい良くありません。しかし「○○っぽさ」が何なのかしっかりと考え、それが対象となるサービスに最適なデザインなのかを考える機会を持つことは大切です。自分のデザイン力を高めるきっかけにもなると思っています。 今回はこの「○○っぽさ」が何なのかを考えて、そこからエッセンスを引き出す方法について考えます。 「○○っぽさ」の3つの観点 「○○っぽい」とは何のことを指しているのかを考える場合、私の経験では次の3つのパターンが思いつきます。 ❶ UIデザインを指すパターン 目で見ることができる、操作で