週末を中心に慢性的に混み合う中央自動車道の渋滞解消に向け、国土交通省は、東京、神奈川の都県境にある小仏トンネル付近に、新たにトンネルを掘削する方向で検討に入る。渋滞の発生ポイントになっている小仏トンネルの車線を増やし、スムーズな通行を図るのが狙い。来年度予算に調査費を計上する方針で、山梨県内への観光客誘致や県民の首都圏への移動でネックになっている渋滞の抜本的解消に効果が期待される。 国交省は、首都圏の高速道路で土日を中心に渋滞が常態化している場所を改良するため、来年度予算に関係箇所の調査費を計上する。中央道は小仏トンネル付近が対象となっていて、現在の上り線(約2キロ)と下り線(約1・6キロ)のトンネルとは別に、新たにトンネルを掘削。現在の片側2車線、計4車線から、車線を増やすことを検討する。 年度内に関係機関による準備会を立ち上げ、来年度から具体的な検討に入る。2003年3月までに行わ