印刷 津波で被災した岩手県陸前高田市の「高田松原」の松の一部を、成田山新勝寺(千葉県成田市)が9月に護摩木と一緒に燃やす計画に対し、約140件の抗議の電話が同寺に寄せられていることが16日、分かった。 同寺によると、「汚染の可能性のある松をなぜ、持ち込むのか」などの声が多いという。同寺は「事前に検査し、放射性セシウムが検出された場合は、燃やさない」と説明。松は表皮を削り、角材に加工して使用することにしている。 高田松原の松をめぐっては、薪(まき)から放射性セシウムが検出され、京都の「五山送り火」で燃やす計画が中止となった。同寺は京都とは別ルートで松の木を取り寄せる。 関連リンク陸前高田の被災松、成田山新勝寺で供養 9月に(8/15)特集:東日本大震災