名古屋市 ロボット版サッカーW杯を誘致 名古屋市の河村たかし市長は7日の記者会見で、人工知能を備えたロボットがサッカーで競う「ロボカップ」の2017年世界大会を誘致すると発表した。開催地は、来年夏にタイで開かれるロボカップ国際委員会で正式決定する見通し。 ロボカップは50年までに人間のサッカー世界王者に勝てるロボットチームをつくる目標を掲げ、1997年に名古屋市で初めて開催された。毎年開かれ、今年はブラジルで19日から開かれる。 ロボット工学などの成果を披露する国際プロジェクトで、35~40カ国の2千~3千人の研究者や学生らが参加している。サッカーだけでなく、災害現場で役立つロボットの能力を競うレスキュー部門がある。 名古屋市は会場に港区の国際展示場を予定。河村氏は「これからはロボットの時代。おもしろいので、誘致に力を入れたい」と話している。