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ブックマーク / blog.livedoor.jp/y0780121 (2)

  • 佐藤秀の徒然幻視録:ゾンビランド

    公式サイト。ルーベン・フライシャー監督、ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン、ビル・マーレイ。表向きはゾンビのスプラッター・ホラーなのだけれど、系統的には「ザ・ウォーカー」や「ザ・ロード」と同じポストアポカリプス路線。極限状況を御笑い人間生態系で描いてしまう芸達者ぶりで前の2作品に見劣りしないところが凄い。 牛ウィルス(豚インフルエンザと呼ばれた新型インフルエンザのギャグらしい)に感染して人類のほとんどが人いゾンビ化した世界。ゾンビに特に狙われやすいのは写真のようなメタボマンたち。きっと牛肉をい過ぎている奴らに対する牛の怨念がウィルスに乗り移ったのだろう。その意味でエコであるなあ。 登場人物は皆、アメリカの地域名。屈強なガンマンだが心に傷を負い、実際にあるトゥインキーというスポンジケーキをべるのが“生き甲斐”という子供じみた嗜好を持つタ

  • 佐藤秀の徒然幻視録:マイマイ新子と千年の魔法

    公式サイト。高樹のぶ子原作、片渕須直監督、声:福田麻由子、水沢奈子、森迫永依、上まなみ。舞台は周防国衙跡。現在の山口県防府市だ。 昭和30年と空想好きの小学3年生新子の想像上の千年前の国衙がパラレルに描かれているが、別にタイムトラベルして行き来するわけじゃなく、当に素朴な少女の空想。というか、少女の空想はそもそもタイムトラベルであって、現在と千年前が不自然なく入り混じっている。少女の空想が魔法なのだ。 けれど、都会からやって来る島津貴伊子って、名前からして高貴な令嬢という感じで、実際に素直でかわいく優しい女の子。新子はきっと想像上の千年前の貴族の女の子と重ね合わせて仲良くなっていったのだろう。そういう意味で千年前と想像上の交流がなされている。 何か劇的な展開を期待する向きには、期待はずれかもしれない。子どもたちは仲が良く、いじめがあるわけでもない。 昭和30年といっても所謂古き良き昭和

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