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2015年10月25日のブックマーク (6件)

  • 戦国大名論−暴力と法と権力 - sunaharayのブログ

    実は副題に誘われて購入したのだが,非常に面白かった。歴史家である著者が,戦国大名の形成について論じているのだが,僕がイメージしているような「歴史学」とはちょっと違っていて,まさに「政治学」の文献と言ってよいのではないかと。著者によれば,戦国大名のイメージとして「イエ」を支える人格的・私的な主従関係による支配と,領域の裁判権などをもつ統治的・公的な支配が二元論的に分けられていて,前者のほうが中世的で暴力を強調するもの,後者のほうは近世的で法を強調するものというようにとらえられるという。著者は,このような二元論を排して*1,暴力と法が分かちがたいかたちで戦国大名の権力を構成していることを,実際の文書の解釈などを通じて示している。 とりわけ面白いと感じたのは,領域にさまざまに存在する個々の権利である「知行」を超えた領域支配の枠組みである「領」という観念が広がっていくところで,それが公共性を持ち,

    戦国大名論−暴力と法と権力 - sunaharayのブログ
  • 「ゲーム“なんか”やってる場合じゃない」 - シロクマの屑籠

    私は面白そうなブログを見つけたら過去ログを追いかける。そのブロガーがどういう人物なのか、手触りを確認するのが好きだからだ。「個々の記事より、個々のブロガーを読んだほうが面白い」。 で、こちらのブログは年に何度かまとめ読みしていて、その世代感覚・娑婆感覚がチクチクしてしようがないんだけど、今回は、以下のフレーズに引っかかった。 もうゲームの気力もないのか俺。と言うか残り少ない人生ゲームに費やしてホントにイイのかとマジで考えてしまうところに年を感じるなぁ。 (今更ながら世界樹の迷宮Ⅲやってます より抜粋) まるで自分の内心を覗かれたみたいだ。私も最近、ゲーム*1を遊びながら自問自答してしまう。「今、ゲームをやっていて構わないのか?これじゃあまずいんじゃないか?」と。 三十歳になるかならないかの頃の私は、ゲームにのめり込むことに疑問を感じていなかった。小学生時代以来、連綿と続いてきたゲーム趣味

    「ゲーム“なんか”やってる場合じゃない」 - シロクマの屑籠
    namawakari
    namawakari 2015/10/25
    ″私も最近、ゲーム*1を遊びながら自問自答してしまう。「今、ゲームをやっていて構わないのか?これじゃあまずいんじゃないか?」と”わかるわ。
  • やりくりが下手だから払えない?――現代家計の滞納問題/ 鳥山まどか / 教育学 | SYNODOS -シノドス-

    「滞納」という言葉を聞いて、なにを思い浮かべるだろうか。 学校給費の滞納問題や、高校授業料の滞納で卒業証書が発行されない生徒がいた問題を思い出す人がいるかもしれない。あるいは、国民健康保険料を支払わずにいたために訴訟になったり、給与等の差し押さえがなされることが多くなっているという話を耳にしたことのある人もいるだろう(北海道社会保障推進協議会『笑顔でくらしたい』第80号2015年2月)。 こうした滞納問題は、時に、個人のモラルの問題や、家計管理能力の低さの問題として語られる。「だらしがないから」「やりくりが下手だから」滞納する、あるいは、支払うべきものを支払う意思に欠ける人の問題だとみなされがちだ。 ここで、表1を見ていただきたい。これは、北海道で実施した、ひとり親世帯に対するアンケート調査結果から作成したものである。 表1 ひとり親家庭になってから経験した問題や困難(※1)(単位:人、

    やりくりが下手だから払えない?――現代家計の滞納問題/ 鳥山まどか / 教育学 | SYNODOS -シノドス-
  • ジュンク堂の決断について

    ジュンク堂の決断について 推敲なしに思うままに書く。怪しゅうこそ物狂おしけれ。 さて、ジュンク堂が、政権批判(まあ選書の内容を見れば政権批判というよりも「民主主義について解説する入門書籍」ではあるが)の特設コーナーを撤去したという。 朝日新聞の報道によれば、ジュンク堂非公式のTwitterアカウントが、「参院選まで戦う」とツイートしたところ、「安倍政権を闘う相手に想定しているとして「選書が偏向している」といった批判が続出した。」ため、選書コーナーを撤去するに至ったそうな。 Give me a break.  Aren’t we living in the 21st century? いやほんまに。素直にこの嘆息が出た。文字どおり、この言葉しか浮かばなかった。 2015年にもなって、「出版の自由」の概念とか、その概念はとりもなおさず「時の政権を批判する権利」を絶対的に擁護するために生まれ

    ジュンク堂の決断について
    namawakari
    namawakari 2015/10/25
    ″民主社会というものは、「俺とお前は全く同一の権利を有している」という前提に立っている。この前提を切り崩してしまうものだから、ヘイトスピーチは許容することはできず、したがって、書店に置くこともまかり”
  • ララビアータ:東村アキコ氏の『かくかくしかじか』(集英社)について - livedoor Blog(ブログ)

    この作品における東村氏のすばらしい達成については、原作にあたっていただくほかはない。ここではただ、それがなぜ成功しているのか?それにもかかわらず、どのような問題をはらんでいるかという点に限って論じておきたい。(以下ネタバレあり) 一方ではこの作品は自伝であり、他方では天才漫画(スポーツ・根性漫画、またはスーパーヒーロー漫画)の一種でもある。 自伝としての難しさは、その観点の取り方にある。それが成長を描く以上、主人公の観点の変化を描かねばならないが、その場合、語り手と主人公の距離の取り方が難しい。 この点でこの作品が成功を収めているのは、初めからこの距離を自明のものとは見ず、まずはそれを一つの謎として描き始めていることによる。作者は、常に現在の時点を描きつつ、過去との距離を測定している。それ故そこには、描きつつ発見されてくるものがあるのだ。読者は、作者とともにそれを常に考えるべく誘われるのだ

  • 今後はICJで訴訟を起こされても受けて立たない

    リンク news.xinhuanet.com Aust'n gov't seeks legal advice after Japan defies whaling injunction - Xinhua | English.news.cn Australia's government has announced it will seek legal advice following Japan's decision to disregard an international court ruling which barred it from whaling in the Southern Ocean. (The date shown after the name of the State indicates the date of deposit of the declaration.)

    今後はICJで訴訟を起こされても受けて立たない