■4月アプリ配布 かつて「難波宮(なにわのみや)」にあった大極殿や倉庫群などの建造物をスマートフォンやタブレットPCなど多機能情報端末の画面上に再現するシステムを、大阪歴史博物館(大阪市中央区)が導入し、報道関係者に21日公開した。今年4月以降、このアプリケーションソフトのダウンロードが可能になるという。 ◇ AR(拡張現実)技術を活用した「難波宮展示ガイドシステム」。かつて600~700年代に難波宮が存在した場所に立地する同館の館内と、隣接する難波宮史跡公園内で利用できる。遺跡を対象にしたAR技術の活用は、全国でも珍しいという。 利用方法は、館内の場合、所定の位置に表示されたARマーカーを端末で読み込み、かつて建物が存在した方向に端末をかざすと、端末の画面に復元された建物の画像が浮かびあがる。 また、難波宮史跡公園でも、大極殿の基壇に向けて端末をかざす