1981年にバンド結成以来、ソニックユースは、エクスペリメンタルミュージックシーンのみならず、コンセプチュアルアート、写真、映画やデザインなど、多方面の世界に関わっている。このバンドのアンダーグラウンド・ムーブメントへの興味は、パンクシーンの美学、“NO WAVE”現象やビート詩集から影響を受けている。 ソニックユースの20年の歴史に潜り込んでいくということは、現代アートや文化のあらゆる分野で展開されたコラボレーションや実験の広大に広がる世界へと没頭していくということだ。キュレーターのローランド・グローネンブームの協力のもと行われたソニックユースの展覧会「SONIC YOUTH etc. : SENSATIONAL FIX」は、ポスター、フライヤー、アルバムカバー、ドローイング、歌詞、音楽機器など、ソニックユースを構築する材料となるような様々な展示品で溢れていた。 これらの展示はバンドの私