2人の死者を含む計9人が茨城県土浦市の民家やJR荒川沖駅で切りつけられた連続殺傷事件で、水戸拘置支所での面会や捜査関係者への取材を通じ、金川真大(まさひろ)被告(25)が暴挙に走った背景の一つに、会話のない空虚な家庭環境が浮かんできた。事件から23日でちょうど1年たつ。初公判は5月上旬の予定だ。 「家庭のにおいがしない」。金川被告の家族関係を調べた捜査幹部は驚きをみせた。普段会話もなく、高校に入ってからは食事も別々だったという。 拘置所で記者と面会した金川被告によると、学生時代、成績を聞かれたこともなかった、という。家族との会話はほとんどなかったが、「仲が悪いとは思わない。普通です」と話した。 一番最初に同居の妹を殺害しようとした理由は、「ふてくされていて、むかついた」からだという。しかし、妹がバイトで不在だとわかると断念し、殺害対象を探しに小学校などに向かった。 捜査関係者による
山形大人文学部の2次試験後期日程の合格者が21日発表され、午後4時に予定していた発表が約4時間遅れるトラブルがあった。得点の集計ミスが発表直前に判明、再集計したためで、受験生らからも問い合わせが相次いだ。合否判定に影響はなかったという。 大学によると、人文学部後期の合格者は人間文化、法経政策両学科で計57人。複数の教員が12日の試験直後、法経政策学科の受験生71人分の得点をパソコンで集計した際、外国語の答案管理番号を誤って得点に加えてしまった。加点は最大で約20点だったという。 21日午前の教授会で最終的に合否判定した後、1部の教員が「法経政策学科の平均点が大学の想定より高い」と指摘し、ミスが発覚。人間文化学科を受験した38人分を含めて得点を再集計した。 合格発表は山形市の小白川キャンパスでの掲示と、大学ホームページ(HP)への掲載を予定していた。大学によると、キャンパスに来た受験生
脅迫まがいの悪質な電話勧誘で、マンション購入をしつこく迫る業者への苦情が急増し、愛知県内では昨年12月現在、相談件数が131件で前年同期の約1・5倍に上っていることがわかった。きっぱり断ると“逆ギレ”したり、嫌がらせをしたりするケースも目立ち、中には暴力を振るう業者もあるという。 「あなたにマンションの購入を断られ、部下が人間不信になって自殺した。どうしてくれるんだ」。名古屋市内の50歳代の男性会社員宅に昨年11月上旬、上司を名乗る男から電話がかかってきた。 男性の自宅や職場に、「老後の年金の足しに、マンション経営はどうですか」と、勧誘電話が頻繁にかかり始めたのは同年9月頃。男性は「住宅ローンがあるので」と断っていたが、その後も電話は続き、多い時には一日に数十回もかかってきた。困り果てた男性は同年10月下旬、電話の男に直接会って断った。しかしその後、「上司」という男から、部下の自殺を理由に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く