富士フイルムは7月4日、成人以降に突発的に発生する「大人ニキビ」の発生メカニズムの解明に向け、独自の画像解析技術を用いた肌の解析調査を行った結果、従来、大人ニキビの発生に影響すると考えられてきた肌の油分量ではなく、顔全体の中で肌の水分量が部分的に減少する「部分乾燥状態」によるところが大きいことを確認したと発表した。 従来、ニキビは「皮脂が過剰に分泌され、毛穴付近に皮脂が詰まって炎症が引き起される」ということ要因として考えられてきており、思春期に発生するニキビは、男性ホルモンの活性化による過剰な皮脂分泌が要因とされているほか、皮脂分泌量が減少する成人後において発生する大人ニキビは、生理周期やストレスなどでホルモンバランスが乱れることによる皮脂分泌量の変化や、肌の乾燥を補うために皮脂分泌が盛んになることが要因とされてきたが、実際にそのメカニズムは十分に解明されたとは言えていなかった。 そこで今
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