インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)は20日、尼崎市東海岸町で3月から稼働する物流拠点「アマゾン尼崎フルフィルメントセンター(FC)」を報道陣に公開した。 同FCは地上4階建て、延べ床面積約10万平方メートルで、同社の物流拠点としては西日本最大。日用品や書籍、パソコン周辺機器など1千万個以上の商品を保管する。同社サイトから注文を受けると、西日本を中心に全国に出荷。24時間稼働し、1日当たりの出荷量は数十万個に上る。関西圏では、注文当日や翌日に配送できる商品が増えるという。 この日は、広々とした倉庫内を、高さ約2・7メートルの商品棚が縦横無尽に移動する「アマゾンロボティクス」など、人の作業を減らして迅速に配送する最新鋭技術が公開された。注文が入ると、四角く平らなロボットが棚を下から持ち上げ、荷物をまとめるスタッフの元まで届ける。 松本潤・FCオペレーション事業部本部長(関西リージ