――一対一の関係の中で、コミュニケーションも変わってくる、ということですね。まさに『青に、ふれる。』が描いていることなのかなと。 鈴木:そうですね。コミュニケーションに「正解」はないというか、「正解」があると思うからこそ苦しくなるのでは? とも思っていて。個々人が心地よい選択ができて、それが尊重されればいいなと思います。 ただ一方で、そういう関係性が作れないとき、さらに言えば、ネガティブな言葉ばかりを投げかけられてしまうときは、自分を傷つける人や環境からは逃げてもいいと思っています。たとえそれが、家族だとしても。 相手が家族でも、傷つけられたら離れていい ――作中でも、神田先生が両親から自分の症状について理解してもらえず、拒絶されている様子が断片的に描かれていますね。 鈴木:実は、私の両親も“ありのままの子供”を受け入れられない親だったんです。だから30歳くらいまで、私は家族から距離をとっ
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