過去最高益も、なぜか表情は曇り顔ついに世界を獲る準備は整ったのか。 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは10月13日、'22年8月期の決算を発表。過去最高となる営業利益2973億円と、好調ぶりを見せつけた。 業績を押し上げたのは、海外事業の好調ぶりと円安の効果だ。同月6日には、スペインの首都・マドリードに大型旗艦店をオープンした。実はスペインは、世界1位のアパレルブランド「ZARA」の本拠地。3位のユニクロはライバルの本丸に満を持して乗り込む格好だ。

8月1日、“Z世代の企画マーケ会社 広報”を名乗るあるTwitterユーザーのツイートによると、Z世代の若者は「検索媒体を細かく選ぶ」ことに長けているそうだ。 ≪「Z世代はググらない」が話題ですが、ちょっと違和感あるます 同じ店舗探しでも ・トレンド店はTikTok ・作業カフェはTwitter ・旅行先のお店はInstagramタグ ・お家カフェの方法はYouTube ・店の営業時間はGoogleMap ・敷居高い店探しは全然ググる と『検索媒体を細かく選ぶ』がしっくりくるます≫ (原文ママ) このツイートは1.9万を超える“いいね”を集め、3700件以上もリツイートされている(10月20日現在)。Z世代の若者は、各SNSの性質や特徴を比較し、目的によって参考にするメディアを変えているという主張で、多くの賛同を集めているのだ。 本当にZ世代の若者たちは、自身が取得したい情報に合わせてメデ
日本最大のフリマアプリ「メルカリ」は、ユーザーが2000万人以上いる、とても巨大な市場となりました。フリマアプリといえば、他に楽天ラクマやPayPayフリマなどもあるのですが、今現在メルカリの圧倒的な強さが目立ちます。「一人勝ち」と表現しても過言ではない状況になったのには明確な理由があります。 初期の段階のプロモーションのうまさメルカリは2013年にリリースされたフリマアプリです。日本で最初のフリマアプリというわけではなく、実は2012年から「フリル」(後にラクマと統合)がありましたし、「ヤフオク!」という大きなネットオークション市場もありました。にもかかわらず、メルカリがどんどん知名度を上げていったのは、プロモーションの巧みさがあったからだと思います。 初めてテレビCMを放送したのは2014年5月10日。当時はテラスハウスに出演して人気だった菅谷哲也さんと筧美和子さんを起用しました。そし
若者の主要な検索エンジンが、WEBからSNSへと移行する流れが進んでいる。「ググるからタグるへ」と言うように、SNS上のハッシュタグ検索はよく知られた現象だが、そこに今、新たな潮流が生まれている。 「タグる」の次は、「Tokる」。そう、あのTikTokが主要な検索エンジンとして利用される時代が今後やってくるのかもしれないーー。 企業のSNS運用支援に定評がある株式会社FinT代表取締役、大槻祐依氏がその可能性を解説する。 TikTokが、Instagtramの「公式ライバル」に「タグる」という言葉はもともと、Instagram上でハッシュタグで検索する行為を指す言葉でした。「インスタ映え」のブームとも相まってしばらくは若者の主要な検索プラットフォームを牛耳っていたInstagramでしたが、ここ1、2年の間に急成長してきたTikTokによって、その地位は今揺さぶられつつあります。 TikT
ウィズコロナと言われて早3年、リモートワークとWebミーティングがもはや当たり前の働き方になりました。しかし、「コロナ禍で急ぎ導入したツールをそのまま使っているが、自分たちに最適なのかわからない」と疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。 とはいえ、数多あるWebミーティングツールを全て試用して最適なツールを発見するといった時間や労力をかけられない方も多いと思います。機能の違いなどは各社から資料を取り寄せればわかりますが、実際の使い勝手となると使ってみるしかありません。こういったときに有用なのは他者のレビューです。 今回は、6万5000件以上のレビューを集めている、IT製品・SaaSのレビューサイト「ITreview」に集まったレビューデータをもとに、それぞれのWebミーティングツールの特徴や評価されているポイントを見ていきます。 仕事の環境によって最適なツールが異なってきますので、レ
アインシュタインがフロイトに手紙を書く——1932年7月、ナチスが勢力を拡げつつあるドイツで、アインシュタインは手紙を書いた。すでに一般相対性理論を発表し、ノーベル物理学賞を受賞していた彼は、国際連盟の国際知的協力機関からある提案をされたのだ。「誰でも好きな方を選び、いまの文明でもっとも大切と思える問いについて意見を交換」してほしい。 そして、「世界最高の天才」と呼ばれたアインシュタイン(当時53歳)が選んだ相手は、同じくユダヤ人で、精神分析の大家フロイト(当時76歳)だった。アインシュタインの手紙の冒頭には、こう書かれている。 「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」 これが私の選んだテーマです。 技術が大きく進歩し、戦争は私たち文明人の運命を決する問題となりました。このことは、いまでは知らない人がいません。問題を解決するために真剣な努力も傾けられています。ですが、いまだ
相手が家族でも、傷つけられたら離れていい――作中でも、神田先生が両親から自分の症状について理解してもらえず、拒絶されている様子が断片的に描かれていますね。 鈴木:実は、私の両親も“ありのままの子供”を受け入れられない親だったんです。だから30歳くらいまで、私は家族から距離をとっていました。でも、「娘を受け入れられない親」を受け入れたことで、だいぶ楽になりました。 ――どうして受け入れることができるようになったのでしょうか。 鈴木:父親の病気を機にコミュニケーションをとるようになってから、私と家族の問題は価値観の違いによるものだとわかったんです。家族の価値観に私が合わなくて、私も合わせたくなかった、だから家族は私を否定する言動をしていたのだ、と。 自分を否定する価値観と自分のもっている価値観は別物であり、自分の価値観を大事にしてもいいんだと腑に落ちたんです。 ――大切なお話をありがとうござい
「LINEマンガ」上で9本の連載を抱え、うち6本は常に人気トップ 10 入り、連載開始からの総合ビューは9本合計2億ビュー超という圧倒的な成果を挙げるマンガ家・外薗昌也&その息子であるマンガプロデューサー・外薗史明が手の内を明かした著作のタイトルは『クソコンテンツを爆売れさせた ハリウッド流マーケティング術』(クロスメディア・パブリッシング)。 外薗史明氏が父であるマンガ家・外薗昌也と組んだ『鬼畜島』『パンプキンナイト』『臓物島』は少なくない読者からレビューで「クソ漫画」と評されているが、このように読者から悪く言われることは「狙い通り」だという。 しかし「クソ漫画」が「売れる」とはいったいどういうことなのか? 外薗史明氏に訊いた。 マンガプロデューサーの仕事とは?――外薗史明さんが昌也さんのプロデューサーになる前となった後で部数や仕事量、収入はどのくらい変わりましたか? 外薗 直接的な印税
10代の新型コロナワクチン接種も広がる中、接種した(していない)体験を、中学3年生を中心に取材し、『「打ちたいけど親が打たせてくれない」コロナワクチン15歳7人に聞いた様々な事情』という記事でまとめた。 その取材の際に、ワクチン接種以外にも、コロナ禍のモヤモヤを子どもたちは口にした。確かに、昨年は3か月に及ぶ休校も体験し、今も幾度目かの緊急事態宣言が延長されている状況の中、息子が当時通っていた中学校でも行事は次々に中止、延期となり、高校受験にも影響が出た。彼らはこれをどのように受け止めているのだろうか。 さらにはワクチン接種を巡って対立したり、感染予防のルールを破って羽目を外す大人、迷走を続ける政府の対応をどう眺めているのだろう。取材で上がった声を中心に、コロナ禍に子どもたちが今抱える本音を探ってみた。 障害だらけ。コロナ禍中の受験コロナ禍は来春、高校を受験する中3生たちにどんな影響を与え
今後の未来像は予防接種という行為は、接種者自身はもちろんのこと、それ以外の方の感染機会を減らすことに繋がる。そのため、そのような間接的な防御が人口内で積み重なり、流行自体を防ぐ効果が得られたものを集団免疫効果と呼ぶ。そして、流行排除のための閾値について、従来株の場合、予防接種率が60%超程度ではないかと過去の記事で私も言及してきた。 実際に、イスラエルではロックダウン下で2回目接種が完了した者の割合が40%を超えたところで新規感染者数が減少傾向に転じたことから、国内外含めて予防接種に大きな期待が広がったのである。 残念ながら、上記の見通しは楽観的すぎた。それはどうしてなのか。加えて、現時点までの科学的な知見から今後の未来像をどのように見込んでいるのか。簡単ではあるが、本稿で皆さんと共有したい。
〈病院関係者によると、青葉容疑者は現在、感染症などの合併症を起こす危険な状態を脱している。自力歩行はできないが、会話は可能という。転院前、治療に携わった医療スタッフに対して「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と感謝の言葉を伝えたという〉(京都新聞『京アニ事件容疑者「こんなに優しくされたことなかった」 医療スタッフに感謝、転院前の病院で』2019年11月15日より引用) ある人にとっては、毎日のように与えたり与えられたりするのが当たり前である「やさしさ」。しかし別のある人にとって「やさしさ」は、ほとんど見つけられず、まただれからも与えてもらえず、場合によっては一生涯これと無縁のままで生きていくこともある。 人の「やさしさ」は無限に湧き出すものではない。有限のリソースである。また、個々人がそれぞれに持つ「やさしさ」は、この社会ではだれに手渡すかを自由に決めてよいことになっ
「最も信頼おける言葉をもつ芸人」のひとり、フォーリンラブ・バービーさんによるFRaU web連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)。11月4日には、連載を一冊にまとめた初エッセイ集『本音の置き場所』が発売されました。 誰もが抱えているモヤモヤについて、バービーさんが思っていることを自身の言葉で綴っている連載の最新回は「スピリチュアル」がテーマ。この言葉を聞くと、「ヤバイ」「危ない」「怪しい」などのイメージを持ってしまいがちですが、大学時代に遡り、バービーさんが本音をぶつけます! バービー連載「本音の置き場所」今までの連載はこちら スピリチュアルなものへのアレルギー反応コロナの影響で、激務から解放されたとしても、人々はまだ疲れから抜け出せない。自粛疲れ、SNS疲れ、自己肯定感ブーム疲れ、新しいプレッシャーが次から次へと泉のように湧いて止まらない。私自身も今、各所で本音を言いすぎて少し疲弊して
11月11日にWebメディア「cakes(ケイクス)」において、『ホームレスを3年間取材し続けたら、意外な一面にびっくりした』という記事が公開された。 この記事は、「cakesクリエイターコンテスト2020」の優秀賞を受賞した作品ということもあり拡散されたが、同時にSNSなどで炎上した。 本稿執筆時点では、記事の冒頭に編集部から以下のような追記がされている。 「※本記事は、ホームレスの方々のプライバシーに配慮し、掲載許諾をいただいた上でお届けします。著者とホームレスの方々との関係性についての説明が不足していたため、2020年11月16日11:28に本欄と本文の一部を修正しました。同17:06に著者からのコメントを本記事の末尾に追記しました。」 記事の問題点を述べる前に、私自身の紹介をしようと思う。 私は普段、ホームレス状態の人や生活困窮者への支援をおこなう「認定NPO法人自立生活サポートセ
2017年、8年の年月をかけて完成した小説『おらおらでひとりいぐも』で作家デビューを果たした若竹千佐子さん。63歳にして文藝賞を受賞し、その翌2018年にはなんと芥川賞も受賞している。60万部突破のベストセラーとなった本作は田中裕子主演で映画化され、現在公開中。脇を固めるキャストも蒼井優や東出昌大と豪華な顔ぶれだ。 本作は、子供たちが巣立ち、やっと夫婦水入らずで残りの人生を楽しもうと思っていた矢先に夫・周造に死なれ、心にぽっかりと穴が空いた75歳の「桃子さん」が主人公。ひとり暮らしの彼女の頭のなかで拡がる会話で進むストーリーは非常に内省的だが、東北弁のリズムが軽快で、桃子さんが発する一言一言が人生の示唆に富んでいる。 原作者の若竹さんもまた東北の出身で、55歳のときに夫に先立たれている。哀しみにくれ、自宅に引きこもっていた彼女を見かねた息子さんから小説講座を勧められたことがきっかけで、本作
大学の数学 私は大学を卒業してから民間企業に入り、そこを退社してから大学に戻って大学院に入った。生物学(というか古生物学)を始めたのは大学院に入ってからで、最初に大学に入ったときは、4年生まで数学の授業がある学科にいた。 私は真面目な学生ではなかったし、もともと才能もなかったので、偉そうなことは言えないけれど、大学の数学は高校までの数学とは大きく違う。授業の多くの時間は、定理の証明に費やされる。問題を解いたり計算をしたりすることはほとんどない。というか、少なくとも私に関するかぎり、大学の数学の時間に計算をした記憶はまったくない(とはいえ最近の大学の教科書には、計算問題も載っているみたいです)。 半分冗談かもしれないが、ある友人がこんなことを言っていた。「大学の生物は化学みたいで、化学は物理みたいで、物理は数学みたいで、数学は何をしているんだかわからない」 大学の生物は化学みたいで、化学は物
「ネガティブ・フリーダム」とは、既存のルールや常識、これまでとらわれていたことから解放され、自由になること。「個人として何かから自由になること」と言ってもいいでしょう。 ネガティブといっても否定的な意味ではありません。いわば消極的な自由であり、これが自由への第一歩です。 そして「ポジティブ・フリーダム」とは、自分だけでなく他の人も解放し、自由にしてあげること。 みんなが自由になるにはどうすればいいのか、具体的なToDoを考えること。自分の可能性を力に変え、その力を誰かのために役立てることです。 「本当に自由な人って、どんな人ですか?」と聞かれたなら、私は「ポジティブ・フリーダムを体現している人」と答えます。 自分が変えたいと思っていることを、変えられる人。 自分が起こしたいと思っている変化を起こせる人。 それこそ、自由な人です。 ネガティブ・フリーダムを願い、手に入れたのなら、ポジティブ・
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