2015 VISIONで「時代を先取り、世界から求められるグローバル企業集団」を目指す株式会社東海理化電機製作所(以下、東海理化)は、自動車部品製造の分野で世界展開を進めています。 新車開発期間の短縮に応じて、早い段階からの作り込みを進めるため、新製品の開発製造にかかわる情報システムの整備に着手。生産準備段階から情報を共有できる、部品表を核とした情報統合のシステム構築についてご紹介します。 消費者ニーズの多様化に対応した新車開発サイクルの短期化や製品の高度化・複雑化、製造拠点の海外展開など、さまざまな環境変化が急速に進む中で、東海理化の社内には、「いままでの仕事のやり方で、この先も乗り切れるのか」という危機感が生まれていました。それに対して情報システムは何ができるのか、検討を重ねた結果、新しいシステムが目指す「あるべき姿」として三つの項目が決定されました。 必要情報が盛り込まれた部品表(