いつも読んでいるブログの著者に会ったら、初対面なのに話が早く進んだ--という経験をされたことがないでしょうか。ブログを読んでいると、このような話をよく目にしますし、最近では梅田望夫さんが『ウェブ進化論』の中で似た話をされていました。僕自身もこの「初対面の気がしない」感覚を何度か経験しています。 これと同じ効果を、社内ブログでも実現できるような気がします。日報や週報といったフォーマルな情報だけでなく、週末に観た映画や食べた料理といったインフォーマルな情報を発信する「雑談ブログ」が許されれば、初対面の社員同士でも話が弾むことでしょう。しかしそれだけの効果のために、「雑談社内ブログ」に時間とお金を費やす価値はあるのでしょうか。 組織の二重構造 組織は2つの構造から成り立つと言われます。フォーマルとインフォーマル、構造と人間など呼び方は様々ですが、「○○部○○課」といった<制度>と、「○○課長は専