停電終了をドラで商店街に伝える飲食店オーナー=17日午後5時8分、前橋市千代田町3丁目の「ヤギカフェ」宮城県の特産を使った油麩丼=前橋市本町1丁目のカフェ和坂停電中もロウソクを並べて営業する居酒屋=18日午後7時21分、前橋市千代田町2丁目の「集い屋」 計画停電に負けるな――。大型店が半日営業を強いられているなか、前橋市千代田町や本町、三河町の中心商店街がふんばっている。まちなかを歩いた。 「呑竜仲店(どんりゅうなかみせ)」は、終戦直後の闇市がルーツの8店の商店街。17日夕、停電が終わって照明がつくと、飲食店「ヤギカフェ」オーナーの清光美郷(せいこう・みさと)さんが、ドアを開けてドラをたたき、商店街に通電再開を伝えた。ドラは、清光さんが収集している民族楽器のひとつ。「こんな使い方をすることになるとは思わなかった」。夜の停電時は閉店する。 居酒屋「集い屋」は、夜の停電時もカウンターやテ