東京電力は13日、東日本大震災による福島第1、2原子力発電所の停止に伴う電力不足に対応するため、地域ごとに計画的に電力供給を停止する「輪番停電」を14日朝から実施すると発表した。同日は都内23区を除く1都8県の各市町村を5つのグループに分け、午前6時20分~午後10時までの間に順番に3時間程度実施する。 日本で輪番停電が実施されるのは初めて。期間は4月末までの見通しとしている。管内4500万人の生活に大きな影響が及ぶのは避けられない。同社が対象地域や時間を発表したのは13日午後8時で、十分な周知や準備の時間もなく、混乱も予想される。 輪番停電は、電力需給のバランスが崩れ、大規模な停電が発生するのを防ぐのが目的。工場や一般家庭のほか、公共機関も含め対象地域内への電力供給を原則すべて停止する。自家発電設備がない病院などには、電源車を派遣するなどの対応も取るとしている。 東電の発表によると、東京