テレビで最も好きな番組を挙げろと云われると、少なくともその候補のひとつはNHKBS の「新日本風土記」である。 全国各地の知らなかったことを知る面白さがあり、今回は福岡県北九州市の小倉区にある八坂神社の祇園祭で打ち鳴らされる「小倉祇園太鼓」がテーマである。 この祇園太鼓と聞くとある程度の年齢以上の人には馴染みの「無法松の一生」が思い浮かぶ。 地元出身の作家・岩下俊作の小説「富島松五郎伝」を下敷きにして何度か映画化され、村田英雄さんが唄った歌は古賀政男作曲で大ヒットした。 ♪︎♪︎小倉生まれで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い♪︎♪︎ 番組では祇園太鼓に関わる人々と重ね、火災に二度見舞われた小倉旦過(たんか)市場で商いに奮闘する人々や、地元の紫川の再生に取り組む人々などが紹介される。 これらも見応えがあったが、私が最も興味を覚えたのは番組中説明があった次のような内容で、私の故郷にも関連する新し
