学校がある日に1時間以上、週末に4時間以上を、娯楽目的でネットやゲームに費やしている子どもは1年後の成績が下がる。最新の研究でそんな衝撃的な内容が明らかとなった。脳科学が専門の細田千尋さんは「彼らは学習意欲が低く、授業中の集中力が低く、学校を退屈だと感じる傾向があることがわかりました」という――。 幼児期は親子での利用が重要 デジタルテクノロジーの目覚ましい発展に伴って、さまざまな分野で「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が推進されています。 近年は、幼児むけの分野でもデジタルコンテンツを目にするようになりました。気がつくと長時間子どもにスマホやタブレットを与えていた、ということもありがちです。ひと昔前までは、これがテレビでした。 幼児にテレビを見せる際、一人で見せるなど何の会話もない場合に比べ、一緒に見ながら会話をすることが、言葉の発達に僅かながら効果があるという報告があります。