金華山に戦前あった模擬城について詳しく知りたい。建築の方法、期日など具体的にわかる資料があれば来館したい。(全国の模擬城ばかりを研究している研究者) 1 金華山に関する基本書『金華山物語』(清信重編)と『岐阜城 いまむかし』 (中日新聞社編)をチェック。前書には明治43年に長良橋が掛け替えられた時、橋の古材で模擬城と三重塔(場所の選定は川合玉堂)を作ったこと、後書には近代における全国最初の常設「城郭風建築」と言えることが書かれていた。 2 『岐阜市史』には詳しい記述無し。岐阜市の写真集、数点の内、『目で見る岐阜市民の100年』(郷土出版社)に竣工時の写真やエピソードが見つかる。 3 近刊の『大宮町一丁目史誌』(同自治会編)を見ると、他には無かった着工時のエピソード(工事用道路の着工日などまで)が見つかった。 4 2、3でわかった日付から明治期の新聞をチェック。記事も見つかった。