作者:アダム・ブラウン(「ペンシルズ・オブ・プロミス」創設者兼CEO) 出版社:飛鳥新社 発売日:2014-10-25 発展途上国に学校を創る、というありきたりの青春話である。日本でも現役の医大生が、150万円で学校を建てられるというポスターを見て、その偶然の出会いから学校を建てたストーリーが話題になった。チャリティーイベントを開き、寄付を集め、カンボジアに学校を建てた。そして、それは向井理が主演した『僕たちは世界を変えることはできない』という映画にもなった。 本書の主人公アダム・ブラウンのストーリーもどこかで聞いたかのような、ありふれたものだ。それはインドを旅したとき、子どもに欲しいものを聞いたときのことだった。 「えんぴつ」 「ほんとに?」 この会話から、ペンシルズ・オブ・プロミスという組織名が生まれた。後に何度もアダムが語ることになるストーリーのはじめの一歩である。その後、その出来事
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