www.yomiuri.co.jp 昨日、エボラブルアジアでの相場操縦で1億円という巨額の課徴金が課せられる事件が明らかとなった。記事では株価の上昇を不正に抑えたと解説されているが、証券取引等監視委員会の公表資料を読み込むと、別の事実が浮かび上がってくる。 不正が行われたのは2017年2月16日。その前後3ヶ月のチャートを添付する。黄色で囲われた部分が今回指摘された日時である。 その上で、前回の記事で私が指摘した部分を再度読んでもらいたい。ここで書いた「売却の約3ヶ月前」というのは、まさにこのチャートの始点にあたる部分である。 要は、会長と社長が市場で株式を売却した、その数量は発行済株式の9.2%であるということが書かれてある。実際にはブロックトレードで売却しているため市場への直接売却ではないが、引き受けた投資家がすぐに市場で転売したことは前後の値動きから明らかであり、実質的には市場で売却