ネットでは日々様々な議論が行われているが、アウフヘーベンまで昇華しているものは稀で ほとんどが、それぞれの主張をして、自分だけが正しいという信念を持ったまま何も変わらずに終わり、 相手の理解力をけなして自己肯定感を強化するだけにとどまる。 なぜネットではそのような不毛な議論が行われるのだろうか。今回はそれについて書きたい。 言葉には「揺らぎ」が存在する。 「ヤバイ」という言葉はシチュエーションや言い方によって幅広い意味を持ち、人によって解釈の幅がある。 これは他の言葉も同様である。 にもかかわらず、ネットでの議論はこうした言葉の定義に厳密さを求める姿勢が少なく、 それぞれが自分なりの解釈、時には都合のいい解釈やレッテル貼りをすることで議論がかみ合わなくなる。 そうした結果、相手をバカと認定することになり、各々がバカと過ごすのは時間の無駄と結論づけられる。 こうした定義に関しては地理で例える