4月17日、米国では自閉症の診断数が2000年以降大幅に増加しており、懸念が高まっている。米疾病対策センター(CDC)は15日、子どもの診断数が22年に過去最高となったことを示す統計を発表した。写真はケネディ厚生長官。16日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz) [ワシントン 16日 ロイター] - ケネディ米厚生長官は16日の記者会見で、自閉症の症例増加の背景に環境要因があると科学的根拠を示さず指摘し、その要因を特定するためカビから薬まであらゆるものを調べる方針だと述べた。 ケネディ氏は以前、自閉症は伝染病と主張し物議を醸した。会見では、自分と同年代で自閉症に罹患(りかん)した人を知らないことを理由の一つとして、自閉症は予防可能であると述べた。「遺伝子が伝染病の原因になることはない」とし、科学的根拠を示さず「環境毒素」によって引き起こされるに違いない
