豪東部クイーンランド州にある果樹園(2011年7月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN WILSON 【11月28日 AFP】オーストラリア政府は28日、海外で働きながら休暇を過ごすワーキングホリデー制度を利用して訪れる外国人らを対象にした「バックパッカー税」について、所得に対する課税率を15%とすることを決めた。同日中にも議会に法案を提出する。政府は当初、より高い税率を計画していたが、農家や観光業界などの反発を受けて引き下げに応じた。 豪政府は2015年度予算案で、ワーホリ利用者を含む季節労働者に対して、2017年1月1日から国内での就労による収入に32.5%課税する計画を示した。だが農家側は、導入すれば収穫期の労働者供給に悪影響を及ぼしかねないと激しく抗議。観光業者などからも訪問先にオーストラリアを選ぶ人が減ると懸念する声が相次いだ。 オーストラリアには毎年バックパッカーが約