凄い、凄いと聞いていて。 実際見たら、やっぱり凄かった。 だから、まあなんというか、とりあえず見てない人は早くみてくださいとしか言いようがないし。 もう見ている人とは、とりあえず語り合いたいっていう・・・・ そういう映画。 物語は、高校を舞台に、窮屈で残酷な高校生たちの人間関係と、そこで渦巻く鬱屈を、「桐島」の不在を軸に描くってやつで。 まあ、もうこのタイトルからしてうまいわけ。 原作は読んでいないけど、読んでなくても、その存在は映画になる前から知っていたし。 で、その時からも、なんとなく不安感だけは煽るタイトルだなぁとは思っていた。 で、映画を見てみたら、もうまさに地獄絵図というか、聞きしに勝る鬱屈加減で。 これまで、青春映画がことごとく美化してきた「輝ける高校生活」を、見事な語り口で、「バカバカしい残酷ショー」として語り直してくれていた。 で、この、「身に覚えのある窮屈な感じ」に悶絶し