ビジネス客が多く高単価の「ドル箱路線」東京〜ジャカルタ便で、航空各社が優位に立つためさまざまな戦略を取っている。羽田便を抑え、提携を決めた全日本空輸(ANA)と国営ガルーダ航空に対し、日本航空(JAL)は高級路線で差別化を目指す。日本政府によるビザ緩和、インドネシア政府による観光ビザ免除など両国の政策を追い風に、増加する旅客獲得競争は激しさを増しそうだ。 「非常に厳しい競争環境だ」。10月にインドネシアを訪問したJALの植木義晴社長はジャカルタ〜成田便について漏らした。 ジャカルタ〜成田便を毎日1便運航していたANAとガルーダ航空は、今年の羽田空港の発着枠拡大に伴いジャカルタ便を就航。羽田便を得ることができなかったJALは、成田便を1日1便から2便に増やした。これで、3社の東京とジャカルタを結ぶ便と供給席数が倍増した。 一般的にビジネス客の単価は高く、観光客は低い。東京〜ジャカルタ便は観光
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