脂漏性皮膚炎とは脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌の多い頭部や顔面に、フケ様の付着物を伴う湿疹や薄い痂皮(かさぶた)のようなものを伴う紅斑が見られる皮膚炎です。かゆみは全くない方からひどい方までさまざまです。 乳児や高齢者に多発し、このうち乳児に発症するものを乳児脂漏性湿疹と言うこともあります。 症状顔/頭/股/腋などのいわゆる脂漏部位の脂っぽいフケのようなものを伴う紅斑で、左右対称性はないことが多く、かゆみはあっても軽度です。 乳児脂漏性湿疹は、前額部から頭部に強い発疹が出現しますが、乳児期を過ぎるとほとんどは自然軽快します。 また、高齢者の脂漏性湿疹は、眉毛部/鼻翼部/口囲に発疹が出現し、冬に悪化しやすいのが特徴です。冬場は肌が乾燥して、ぽろぽろむけるとの表現で来院する方もいます。 原因皮脂中に含まれる中性脂肪が真菌(主に癜風菌「マラセチア」というカビ)によって分解され、それが皮膚を刺激して炎症
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