これは designing plus nine Advent Calendar 19日目の記事です。 こんにちは。ritarと申します。 今年の10月頃、YouTubeに大きいデザイン変更がありました。 アイコンの変更、角丸やレイアウトなど全体的に一新されているのですが、中でも自分が仰天したのは「アンビエントモード」という新機能です。 アンビエントモードこのモードをオンにすると、動画の下側のUI領域が、まるで動画部分から光が漏れているかのようにじんわりと色づきます。 これを見たとき自分は度肝を抜かれました。なんたってUIの領域にコンテンツの色が侵食しているのです。 これを踏まえて、最近UIと色について考えたことを、UIデザインの歴史を振り返りながら記していきます。先に要点を言うと、UIはどんどん「無色透明」になっていくと考えます。これは「技術が生活に浸透することによってUIは存在感を減らし
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog こんにちは。ヤフーで社内システムを担当しているデザイナーの伊藤、今河です。 前半では社内システムをデザインするデザイナーの環境と事例紹介を取り上げました。 後半では、私たちが運用しているデザインシステム「SAYA」について詳しくご紹介します。 SAYAとは SAYAとは、主に社内エンジニアが開発で使用するシステムのために作られたデザインシステムのひとつです。 多様なテーブルの表示形式や豊富なフォームパーツ、高情報量に対応する省スペースオプションの提供など、システム特有のUIにフォーカスし、社内エンジニアにとって最適なユーザビリティーを実現します。 ヤフーの従業員なら誰でも利用できるよう、デザインデータとコード、およびロゴデータなど
この記事では、デザインシステムを作成するときの基本ガイドをまとめています。 この記事は3つのパートで構成されています。 デザインシステムを理解する(デザインシステムとは何か、いつ作るべきか?) デザインシステムの作成(作成プロセスとやっておきたい項目) デザインシステムの具体的なサンプル例(デザイナーとデベロッパー、それぞれの観点より) デザインシステム追加の検討事項(その他のコンセプトや参考文献など) *この記事では、Webサイトやアプリ、オンラインサービスなどを表す包括的な用語として、「プロダクト(Product)」という言葉を使用しています。 この記事のコンセプトをイラスト化するために作成した、デザインシステムを公開しています。ご自由にお使いください。 Basic Design System – Figmaファイル デザインシステムを理解しよう デザインシステムとは? デザインシステ
デザインシステムという名の成果物が抱える問題 デザインツール上で UI コンポーネントを並べただけでも『デザインシステム』と呼ぶくらい言葉が広まった今日。2017年に記事にした頃と比べると随分変わったという印象があるものの、デザインシステムと成果物が密接になり過ぎていると感じることがあります。 デザイン組織の成熟度に合わせて施策を変えるべきだと思いますが、事例を検索をしたり書籍を読むと、Lightning Design System や Carbon Design System のような完成されたものが出てきてしまいます。こうした状況だと「デザインシステムを作る」目的が上記のようなサイトを作ることになってしまう場合あります。つまり、デザインシステムとは完成された何かを作り上げることが目的になっているわけです。 足元を見ないで理想を作り上げようとしていないか 事例で見かけるようなデザインシス
3月25日(月)に大阪で開催された、オブジェクトベースUIの基礎と事例【大阪開催】 | Peatixに参加しました。 講師はソシオメディア 上野学さんです。ソシオメディアさんのブログでは有益なことを発信されていて以前から読んでいたのですが、ふわふわとしている知識に確信を得るため今回はセミナーに参加しました。 オブジェクトベースUIとはなにか オブジェクトを元に設計されたユーザーインターフェースのこと。OOUI(Object-Oriented User Interfacesの略)と呼ばれたりすることもあります。 「オブジェクト指向」といえば聞いたことがある方もいるかもしれませんが、最近では多くのプログラミング言語で取り入れられている概念です。オブジェクトベースUIを簡単にいえば、オブジェクトを選んでからアクションすることができます。 オブジェクトベースUI と タスクベースUIの例 例えばi
ITエンジニアはどんなツールでコミュニケーションしているの? 事例から効率化のヒントを探せ!【2018 夏】 ストレスなく開発に集中するため、IT企業が社内ツールに何を選択しているかをアンケート調査。各社コダワリの使い方から、業務効率化や働き方を考えるヒントにしてください。 「他の会社のエンジニアはどう働いているのだろう? どんなツールで業務をこなしているのだろう?」そんなことが気になったことはありませんか? 業務を適切に効率化するため、ストレスなく開発に集中するため、コミュニケーションをとりやすくするため、さまざまな理由から企業は社内ツールを選択しているはず。どんなコダワリがあり、どんな使い方・ハックをしているのか? 11社にアンケートを実施しました。 自社での業務効率化や、働き方を考える上で、ぜひ参考にしてください。 1. エンジニア同士が社内で使っているコミュニケーションツールを選ん
こんにちは。現在カクヨムのデザインを担当しておりますデザイナーの id:murata_s です。 先日、カクヨムでは縦組み機能をベータリリースしました。これは文字通りウェブブラウザ上で小説を縦組みで表示することができる機能です。リリース後書き手ユーザーの皆さまを中心に多くの反響がありました。 この機能開発では、基本的な組方向に関する変更に加え、画面のデザイン的にも新しい試みを行っています。そこで、今回はウェブにおける縦組みのデザイン事例としてこれを紹介します。 小説を縦組みで読みたい ウェブ小説を縦組みで読みたいという、シンプルなモチベーションで始まった縦組み機能の開発ですが、アイデア自体はサービスの立ち上げ当初からチーム内で挙がっていました。日本語で紡がれた物語を縦組みで読みたいという欲求は、小説文化に親しみのある者なら誰もが思うことだと思います。実際にご利用いただいているユーザーさんと
最近「勉強しない社員」問題について、話題になることが多かったので、少し書いてみる。 例えば最近あった事例が、あるIT業の会社での出来事だ。 新人が何名かいるけれど、そのうちの一人が極端に仕事ができない、という相談を受けた。 「なにか手を打ったのですか」と聞くと、 「他の新人と比べて、基礎となる知識がかなり欠けていたので、彼に対して課題図書を与えて読め、と言った」 「結果は?」 「何も変わらず、全く勉強しないので困っている」 言われたその場では、その新人は「読みます」というのだが、実は全く読んでいなかった、というオチだ。 上司は1年以上に渡って、 「会社で言われたことをやっているだけだと、マズいぞ」と言い続け、辛抱強く仕事を教え、課題を与えつづけた。 が、もちろん上司の努力だけでは限界がある。彼の伸びは遅く、圧倒的な差が同期とついてしまった。 上司は彼に「なぜ自分で勉強しないんだ」と聞いた。
私は今、この文章を半分泣きそうになりながら書いている。 何の感情なのかは自分でもよくわからないが、とにかく「すごい」という言葉がずっと頭の中でぐるぐるしている。 ルールが変わる、ここから。 毎週アメリカや中国のニュースを拾って自分なりに解説する中で、遅々として改革が進まない日本のアパレル業界に歯がゆい思いをしてきたが、ここから大きく変わる。 昨日はそう確信した日だった。 ZOZOSUITはすごい。きっと世界をとる。 私が人並みにものを考えられるようになって以来、一番と言っても過言ではないほど衝撃を受けたこの「ZOZOSUIT」という商品のすごさを、私なりに解説して見たいと思う。 アパレル業界が次に解決しようとしていた "サイジング"という課題私が未来を航海するためのコンパスとして常に読み返している「創造する未来」で、これからは「サイズ」がキーになると力説されていた。 ちょうど半年前にこれを
多くの報道では大企業の「働き方改革」を扱っています。しかし中小企業こそ取り組みやすく効果が出やすいとご存知でしょうか? 今回はライフワークバランスの専門家が調剤薬局の運営企業と製粉メーカー2社の中小企業の実例をもとに解説します。 ◆ 「働き方改革をやるには、お金がかかるんでしょ? 大企業みたいな余裕はないからねぇ…」 中小企業の経営者からは、よくこんなお言葉をいただきます。そんな時、私は「そんなことはない、中小企業でも働き方改革を取り組むべき」とお答えしています。今回は、中小企業が働き方改革に取り組んだことで、社内にさまざまな変化をもたらした具体的事例をご紹介します。 お金ではなく知恵を絞って話し合う まず、三重県の調剤薬局を運営する企業の事例です。社員の9割が女性で、新卒採用もスタートさせ、今後の若手の結婚や出産にも備えておきたいという背景から、ワークライフバランスへの取り組みを決めまし
企業Webサイトのトップページを訪問者ごとにパーソナライズするのは、どうなのだろうか。Optimizelyのサイトでトップページをパーソナライズした事例から、その考え方やセグメントの分け方、クリエイティブ、そして成果を紹介する。 1998年、ジェフ・ベゾス氏はインターネットについてあるビジョンを抱いていた。同氏がアマゾンを設立してから4年が経った頃で、アマゾンは書籍や音楽の巨大オンライン市場として軌道に乗りつつあった。 その年に行われたワシントン・ポストとのインタビューで、ベゾス氏はウェブについて先見性のあるコメントをしている。同氏は次のように述べていた。 顧客が450万人いるなら、店舗が1つではだめだ。450万の店舗が必要だ。 それから19年たった2017年の今、私がアマゾンのトップページを訪問すると、その内容はかなりパーソナライズされている(2016年8月には、蛍光色に光るライトスティ
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