偽ニュースを見抜く能力が低い人ほどそれに気づかず、記事を共有する傾向があるという/Shutterstock (CNN) 米国人の4人中3人は偽ニュースを見分ける自分の能力を過信していて、その能力が低い人ほど偽ニュースを共有しがちな傾向がある――。そんな調査結果が5月31日の米科学アカデミー紀要に発表された。 この調査はユタ大学の研究チームが8200人を対象に実施。共和党員の方が、民主党員よりも偽ニュースにだまされやすいことも分かった。 研究チームはフェイスブックに掲載されたニュース記事の体裁の見出しをボランティアに見せ、記事の内容が本当かどうかを見分ける能力についても自己評価してもらった。 その結果、自分を過信している人ほど信頼できないウェブサイトを閲覧しがちで、時事問題に関する真偽を見分けることができず、SNS上で偽ニュースに「いいね」したり共有したりする傾向が強いことが分かった。特に自