4月に複合施設「大宮門街」が開業し、再開発に沸くさいたま市大宮区のJR大宮駅東口。その大宮門街の隣に昭和の雰囲気を色濃く残すビルがある。完成から半世紀が過ぎた「大一ビル」は、地下に迷宮が広がり、誰が呼んだか「大宮の九龍城」。大宮は魔都だというのか。冒険心に火が付き、潜入を試みた。 4月に複合施設「大宮門街」が開業し、再開発に沸くさいたま市大宮区のJR大宮駅東口。その大宮門街の隣に昭和の雰囲気を色濃く残すビルがある。完成から半世紀が過ぎた「大一ビル」は、地下に“迷宮”が広がり、誰が呼んだか「大宮の九龍城」。大宮は魔都だというのか。冒険心に火が付き、潜入を試みた。 大宮駅東口を出て歩くこと2~3分。驚くほど「駅近」に大一ビルはあった。白っぽい外壁で歴史を感じさせる建物の1階はラーメン店や眼鏡店などが並び、2~6階は24時間営業を掲げる漫画喫茶が入る。夜はこうこうと輝く原色使いの看板が心を沸き立