漫画『血の轍』を全巻読んだんですが、ほぼ「スラムダンクの山王戦」でした。 「母親、、、キッッッモッッッッッッッッ!!!!!」 の一言を、17巻にもわたってお届けする、毒親という言葉が可愛く見えるほど子供に執着する核爆弾親・静子と、その静子の愛情と憎悪を一手に引き受けてしまった息子・静一によるホームコメディ。 山王戦のラスト10秒の「アレ」が17巻続く感覚を味わったことがあるでしょうか。一生ハイタッチしない桜木花道と流川楓を見たことがあるでしょうか。私はあります。 異常な熱量と画力で「バスケットの面白さ」を描ききったのがスラムダンクなら、異常な執念と画力で「親子のキモさ」を描ききっているのが血の轍。 地獄と地獄が混ざり合うことでさらなる地獄が生み出される、やめられない止まらない地獄かっぱえびせん。 そして、内容に関しては、完全に「逆フルハウス」 フルハウスが「父と娘のドタバタほっこりおもしろ
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