米Cisco Systemsは米国時間2010年1月13日、企業のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用に関する調査結果を発表した。企業における消費者向けSNSの導入は初期段階にあり、ガバナンス強化やITとの連携の必要性など、さまざまな課題が挙がっている。 企業の75%は消費者向けSNSを使っており、そのうち50%はミニブログ・サービスもよく利用している。しかし、ビジネス目的のSNS利用に関して正式な手続きを決めている企業は7社中わずか1社だった。社内でのSNS利用についてなんらかのポリシーを設けている企業は5分の1にとどまった。また、SNSの利用にあたって、直接ITとの連携を進めている企業は10社中1社だけだった。 「Facebook」などの消費者向けSNSを社外との交流手段として利用することで、情報収集や新たな市場開拓、顧客関係構築やブランド認知度向上などを図る企業が増え