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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (3)

  • 少子化対策のヒントは出産天国フランスにあり

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔8月15・22日号掲載〕 日人女性がフランスに魅せられる理由はいくつもある。美術館、おいしいワイン......。私はパートナーのおかげで、もう1つの理由に気付いた。昨年彼女が妊娠し、私たちは現実的な理由からフランスではなく東京の病院で出産することにした。女性が子供を産むに当たって、日はとても安全な国。ところが看護師たちは素晴らしいのに、日で出産するのはフランスよりはるかに大変だった。 私の友人の日人女性は昨年5月にマルセイユの病院で出産した。分娩室に入ったらボブ・マーリーのレゲエ音楽ががんがん流れていたそうだ! これが日の病院だったら不安になりそうだが、スタッフがプロ意識に徹していたので安心したという。「2時間で終わった。全然痛くなかった」と友人は当時を振り返る。産後の回復も早く3日間の入院で済んだ。 フランスでは普通、出産するのはパリのホ

  • 「その日」は超えられるのか? ―香港返還15周年

    香港に来ている。着いた途端、空港で落ち合った友人から「台風が来てるよ。直撃するかも」と言われた。 中国大陸の突端、ちょうどフィリピンと向かい合う位置にある香港は年間数回、激しい台風に襲撃される。面積が狭いためか直接上陸はあまりないが、ルートがそれて広東省に直接上陸した場合でもかなり激しい暴風に見舞われることが多い。 だが、そんな香港には優れた台風警報システムがあり、気象台の役目も兼任している香港天文台がその観測に基づいて警報を出し、街はその警報(最初の頃、気球を使って市民にそれを知らせていたので「風球」と呼ばれる)に基づいて行動する。 まず、台風が香港から800キロ以内に入り、今後香港への影響が予想される場合、「1号風球」が発令される。この時点での市民の反応は「ふうん、台風が近くに来てんのね」というレベルだ。それが、近海で強風が吹くようになり、風速毎時約41kmから62kmになると「3号強

  • アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    人は今も「自炊」をしていると聞くたびに、気の毒で仕方がない。台所での自炊ではない。プリント版の書籍を自分で1ページずつスキャンしてデジタルファイルにし、自家製「電子書籍」として利用することを業界関係者は自嘲気味に「自炊」と呼んでいる。テクノロジー先進国の日当に起きているとは思えない、実に奇妙なできごとだ。 そしてそれを考えるたびに、アメリカでアマゾンがやっている文字通りの出版業界の破壊というか、破壊的イノベーションを思わずにはいられない。振り返ってみると、アマゾンは今やアメリカの出版産業をすっかり変えてしまっているからだ。 最初は、もちろんインターネットで書籍を販売することだった。書店を含め、これだけでもかなり大きなインパクトがあったが、電子書籍時代になって、間違いなくそれが加速化しているのだ。 たとえば、かなり安い価格で電子書籍を売り出したこと。また、自費出版したい作家たちに、

    アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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