マサイマラ国立保護区のカバ/BSIP/Universal Images Group Editorial/Getty Images (CNN) アフリカ・ケニアの野生生物保護当局は12日、湖で写真を撮っていた中国人観光客が、カバに襲われて死亡したことを明らかにした。 中国人の男性(65)は首都ナイロビから約93キロ離れたナイバシャ湖で11日夕刻、同僚と一緒に湖岸からカバの写真を撮っていたところ、このカバに襲われた。 男性は近くの病院に運ばれたが、この病院で死亡が確認された。一緒にいた同僚(62)も打撲などの軽傷を負い、滞在先のリゾートで静養している。当局は2人を襲ったカバの追跡を続けている。 カバは世界でも有数の危険な動物として知られ、ナショナルジオグラフィック誌によれば、強力なあごでカヌーを真っ二つにすることもできる。 アフリカでは年間約500人がカバに襲われて死亡している。危険に遭遇した