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公開3週目を迎えても『シン・ゴジラ』の勢いは依然、衰えを見せない。IMAX、MX4D、通常上映と、毎回環境を変えて観ていたが、この原稿を理由にまた劇場に足を向けてしまった。高圧縮の情報量、現実の反映、オマージュ、トリヴィア、語られないまま終わった謎への解釈など、まるで20年前の『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ放送終了後から翌年の劇場版公開にかけての熱狂が再現されているようだ−−と言っては言いすぎだろうか。いずれにせよ、繰り返し観ることで細部を語る魅力が増す作品であることは間違いあるまい。 マイナスをプラスにさせる庵野秀明のアレンジ ここでは、〈庵野秀明にとってのゴジラ〉から話を始めてみたい。というのも、特撮好きなエヴァの監督というイメージから誤解されがちだが、これまで庵野はウルトラマンほどの熱狂をゴジラには見せていなかったからだ。『シン・ゴジラ』の原点となる第1作の『ゴジラ』(54
【ワシントン会川晴之】米ワシントン・ポスト紙は15日、オバマ政権が導入の是非を検討している核兵器の先制不使用政策について、安倍晋三首相がハリス米太平洋軍司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として、反対の意向を伝えたと報じた。同紙は日本のほか、韓国や英仏など欧州の同盟国も強い懸念を示していると伝えている。 「核兵器のない世界」の実現を訴えるオバマ政権は、任期満了まで残り5カ月となる中、新たな核政策を打ち出すため、国内外で意見調整をしている。米メディアによると、核実験全面禁止や核兵器予算削減など複数の政策案を検討中とされる。核兵器を先制攻撃に使わないと宣言する「先制不使用」もその一つだが、ケリー国務長官ら複数の閣僚が反対していると報道されている。同盟国も反対や懸念を示していることが明らかになり、導入が難しくなる可能性がある。 同紙は複数の米政府高官の話として、ハリス氏と会談した際、
第二次世界大戦時のソ連に、ひとりの女性狙撃手がいた。戦争協力を求めて米国におとずれた時、20代で309人のファシストを殺害した戦果ともども注目される。 ルーズベルト大統領夫人も狙撃手に好意をもち、私的な交流をもった。大戦後にソ連へおとずれた時も、フルシチョフ大統領よりも先に面会しようとするほどに。 そして大統領夫人は語りはじめる。リュドミラという敬愛すべき女性の横顔を…… 独ソ戦の実話にもとづくロシアとウクライナの合作映画として、2015年に公開された。この題材で紛争の最中に公開したことには驚かされる。 原題は「Bitva za Sevastopol」といい、意訳するなら「セヴァストポリの戦い」といったところ。ただしセヴァストポリ撤退戦が描かれるのは後半の少しだけ。全体としては女性狙撃手の物語であり、内容説明としては邦題が正しい。 もちろん邦題はクリント・イーストウッド監督の『アメリカン・
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