第二次大戦下の広島を舞台に、呉へとお嫁にやってきたすずが懸命に生きていく姿をユーモラスかつリアリスティックにつづり、国内外で大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』に、250カットを超える新たなエピソードを加えた『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のBlu-ray&DVDが発売中だ。 徹底した時代考証に基づいた片渕須直監督の緻密な演出はもちろん、主人公すずを演じたのんの演技も大きな話題を呼んだ本作。MOVIE WALKER PRESSでは、ユーザーから質問を募り、片渕監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「片渕須直だけど、何か質問ある?」といった意味)を実施。 前編では、作品作りの原動力や次回作の構想などを直撃したが、今回お届けする後編では、のん抜てきの秘密や、コトリンゴの音楽について大いに語ってもらった。 「主人公すずの素朴で