『レインマン』(RAIN MAN)は、星野之宣による日本の漫画。『ビッグコミック』(小学館)誌上において2015年11号(6月10日号)[1]から2018年3号(2月10日号)[2]まで連載された。脳を持たない青年が自らの存在の謎を探求する中で、人間の無意識と並行世界の相関を解明してゆくSFサスペンス。 2017年、第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞にノミネートされた[3]。 あらすじ[編集] 第1部 「雨」(レイン)[編集] 10年前、北関東で発生した大規模な豪雨災害。3日間にわたって続いた激しい雨は北関東一帯を襲い、殊に山岳地帯の某県犬呻村では山崩れの土砂によって一村がまるごと壊滅するという甚大な被害を受けた。前触れもなく突如として現れ、不自然なまでの豪雨を降らせた雨雲は、深刻な災害の爪痕を残して姿を消した。 都内の大学に通う青年・雨宮瀑(あまみや たき)は、唯一の肉親であった母を喪い、