ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>
2013~16年に「桜を見る会」に招待されたことを投稿する世界戦略総合研究所事務局次長小林幸司氏のFACEBOOK、14年には菅義偉官房長官と記念写真に納まる。(出典:世界戦略総合研究所事務局次長小林幸司氏のFACEBOOK。2013年4月20日、2014年4月12日、2015年4月18日、2016年4月9日) 安倍晋三首相が主催し毎年4月に新宿御苑で開かれている「桜を見る会」。地元山口県下関市の後援会関係者数百人を同会に招待していたとして8日、共産党の田村智子議員から国会で追及を受けた安倍首相。しかし、2013年から16年の「桜を見る会」には後援者どころか統一教会(世界平和統一家庭連合)関係者を招待していた。
先だって、ジャーナリストの鈴木エイト氏が「統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀の経産相抜擢に見る、『菅政権』への布石」で、第4次安倍再改造内閣で新入閣・再入閣を果たした7人と統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係をリポートした。そこで名前が挙がらなかった留任者なども含めて、大臣、副大臣、政務官など安倍政権の要職と統一教会の関係をリポートする。いずれも鈴木氏が積み重ねてきた取材のデータを筆者(藤倉)が若干の補完をしながら整理したものだ。 上記の記事で鈴木氏が挙げたのは、武田良太・国家公安委員長、竹本直一・科学技術担当大臣、萩生田光一・文部科学大臣、加藤勝信・厚生労働大臣、衛藤晟一・一億総活躍大臣、田中和徳・復興大臣、菅原一秀・経済産業大臣。再入閣の加藤氏を除き、全員が初入閣だ。うち菅原氏はすでに経産相を辞任したため、第4次安倍再改造内閣で統一教会と関わりを持つ閣僚は11人か
これまで政府と東電は、一般向けにはALPSなどでトリチウム以外の核種は除去しており、「トリチウム水」には他の核種は検出限界以下、または基準以下しか含まれていないと説明してきました。 そのためあらゆるPA活動や公聴会が「トリチウム水の海洋放出」への理解を求めるものでした。 ところが、23日の河北新報での報道では、その「トリチウム水」から、告知濃度限度を超えるヨウ素129が2017年の1年間で60回検出されたこと、さらにルテニウム106、テクネチウム99を加えると2017年だけで65回、告知濃度限度を超えていたことがわかりました。加えてその後、ストロンチウム90の告知濃度限度超過もわかりました。 さらにヨウ素129とルテニウム106は、昨年から今年にかけての84回の分析のうち45回と過半数で告知濃度限度を超えていたと報じられています。(※前出木野氏の記事による) これまで東電は、ルテニウムを除
去る8月30日から31日にかけて、東京電力福島第一原子力発電所(福島第一:1F)で貯まり続ける「トリチウム水」の海洋放出について社会的同意を求めるための公聴会が福島県と東京都の三会場で経済産業省(経産省:METI)により開催されました。 その7日前に当たる8月23日に河北新報により、8月27日にフリーランスライターの木野龍逸氏により「トリチウム水」には、基準を超えるヨウ素129などの放射性核種が含まれていることが報じられました。 (参照:処理水の放射性物質残留 ヨウ素129基準超え60回 17年度 | 河北新報 2018年08月23日木曜日、トリチウム水と政府は呼ぶけど実際には他の放射性物質が1年で65回も基準超過(木野龍逸) – Y!ニュース 2018年08月27日月曜日) これら報道への反響はたいへんに大きく、30日からの公聴会は全会場、全日程で大荒れとなり、市民からは反対の声が多勢を
こんにちは。学生ジャーナリストの日下部です。周りの人たちからは「ひもっち」と呼ばれています。 以前、チャリツモ の「政治家 うっかり失言 TIMELINE ~ジェンダー編~」という記事で、政治家の皆さんのジェンダー失言にツッコミを入れました。 今回、台風15号による傷痕が残る千葉や伊豆諸島の混乱もそっちのけで安倍首相が邁進した、第4次安倍再改造内閣の面々が非常に香ばしい方々になったということで、その閣僚の方々の過去の発言に、バシバシとツッコミを入れていきます! かつて、私の生まれる前の前。マザー・テレサはこう言った。 「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから」と。 そう、言葉は思考を表現したものであり、言葉は行動を引き起こすものだ。もし他人の『思考』を知りたければ、もし他人の次の『行動』を知りたければ、その人の発した『言葉』を知る
参議院議員・山本太郎氏が代表を務める政治団体「れいわ新選組」が6月27日午後4時から東京・四谷の事務所で記者会見を開いた。 いったんは前日に会見がセットされたものの、野党が会期末を控え衆議院で内閣不信任案を提出したことで中止。仕切り直しとなっていた。 会見のテーマは、蓮池透氏に続く2人目の公認候補予定者の発表。山本氏は冒頭、新たな候補者の横顔をこんなふうに紹介してみせた。 「今の日本でいちばんの問題は何かと言ったら『生きづらさ』。生きづらさの原因には経済的な困窮もある。でも何よりも、男らしさ、女らしさ、子供らしさ、母親らしさといった『こうあるべきだ』という枠にはめられて生かされ続ける現代は、まさに“地獄”であると。 そんな中で、価値観をブレイクスルーされた方。自分らしさを最大限に解放されている方、ぜひこの方に候補者になっていただきたいと思って、お話をさせていただきました」 一斉にカメラのス
この新聞記事では議員名を伏せられていたが、『週刊新潮』は2002年4月25日号で「『鈴木宗男団長』サハリン訪問議員団の『買春』疑惑話」と銘打った記事で実名報道をしたため、桜田氏は「名誉を傷つけられた」と提訴。2004年3月23日に東京地裁は新潮社に100万円の支払いを命じた。 「買春が真実であるとも、真実であると信じた十分な理由もない」と認定したためだが、同時に桜田氏が「自ら疑惑をもたれるような行動をした」とも指摘した。これに対し、『週刊新潮』編集部は「『疑惑を持たれる行動』と認定しながら、主張が受け入れられず残念だ」(2004年3月23日配信の毎日新聞)とコメントした。 裁判所は、買春可能なバーに案内されたという事実は認めたものの、買春をしたことが真実か真実相当かを新潮社が立証できなかったために桜田氏の勝訴にしたということだ。 だが、『週刊文春』や『週刊新潮』による「買春願望発言」で丸山
「何と意味深で決定的な瞬間を捉えた写真だろうか!」と驚いたのは、「週刊文春5月30日号(5月23日発売)」のグラビアページ「Catch Up 『戦争』と『平和』」で、直撃取材を受ける丸山穂高衆院議員と偶然隣り合わせた桜田義孝・前オリパラ大臣五輪担当が並ぶ写真を見た時のことだ。 そして過去の桜田氏の関連記事を読み返すと、「買春願望発言」の丸山氏と「買春可能バー行き」の桜田氏のどちらが悪質なのか、与野党で外務省の対応が違うのはなぜなのか、という疑問が浮かんできた。 『週刊文春』の記事では、「同行団員が怒りの告発 丸山穂高衆院議員35 国後島で絶叫暴言『女を買いたい』」と銘打った4ページ記事で、5月11日に国後島を訪れていた丸山氏が戦争発言以外にも「オレは女の胸を揉みたいんだ~!」「俺は女を買いたいんだ!」などの暴言を吐いたと紹介。「(丸山氏に)国会議員の資格があるのか。答えは明らかだろう」と結
講演終了後、ロビーには著書の購入者にサイン会を行う原田の姿があった。著書といっても原田の公式サイトの活動ブログを転載しただけのものだ。書籍を購入し、サイン会の列に並んだ。筆者の前に並んでいた人物が原田に渡した名刺には「幸福実現党広報本部主任」とあった。 ほどなくして筆者の番となり、購入した書籍にサインを書き入れる原田に話しかけた。 ――文在寅(ムンジェイン)のことを文鮮明(ブンセンメイ)と言い間違えませんでしたか? 「え?」 ――金正恩と文鮮明って 「ありゃ、ずっと言ってた?」 ――いえ、最初だけ 「ははははは」 ――「文(ぶん)」と言ったらやっぱり「鮮明」ですか? 「そうそうそうそう」 ――原田さんは統一教会関連のイベントに出てますが、統一教会との関連はありますか? 「そうそうそうそう」 教団側からのアプローチについて質すと「まあ、選挙やってるとね」と認め「いろんなお世話にはなってるんで
大量の留学生が行方不明となった東京福祉大学(東京都豊島区)。同大学の教授だった田嶋清一氏は4月10日に記者会見を開き、元総長である中島恒雄氏が「金儲け」のために留学生を大量に受け入れていたと告発した。 同大学では、2018年度に「研究生」として受け入れた留学生3200人のうち、688人が行方不明となっている。2016年度からの3年間では累計で1400人が所在不明になっているという。 「研究生」とは、学部の正規課程に進学するための準備として、日本語や日本文化を学ぶ留学生のことを指す。授業に出席するのは、週に10時間以上でよいという。 同大が大量の留学生を受け入れたのは、収入の確保が目的だったのではないかと指摘されてきた。 田嶋さんは2011年9月に行われた会議の議事録と録音データを公開。実際に、中島氏から「金儲け主義」とも思えるような発言があったと指摘した。議事録によると、経営学部の新設を目
3月1日の衆議院本会議で提出された根本厚生労働大臣の不信任決議案において、小川淳也議員が行った趣旨弁明の演説が、NHKによって本人の言葉を一切紹介されることなく、悪意あるようにしか思えない編集で報じられたことについては当サイトでも報じた通りだ。(参照:”小川淳也議員による根本大臣不信任決議案趣旨弁明を悪意ある切り取り編集で貶めたNHK”–HBOL”) この例からもわかるように、いまNHKの報道が異常事態に陥っている。 22日発売の『月刊日本4月号』では、安倍政権に不都合な報道が抑えられ、安倍総理を持ち上げる「提灯報道」一色になり、「安倍様のNHK」と揶揄されることについて、第一特集で報じている。同特集から、長年NHKで活躍してきた永田浩三氏の論評を紹介したい。 ── 現在のNHKの報道をどう見ていますか。 永田浩三氏(以下、永田): 私は2009年に退職するまで、32年間NHKでディレクタ
3月1日の衆議院本会議。根本厚生労働大臣の不信任決議案が野党より提出され、この間の統計不正問題を先頭に立って追及してきた小川淳也議員(立憲民主党・無所属フォーラム)が、1時間48分にわたる渾身の趣旨弁明を行った。 その内容は「衆議院インターネット審議中継」より、録画で確認できるほか、国会パブリックビューイングでも趣旨弁明の全体を字幕つきで公開した。 ●【字幕つき映像】3月1日衆議院本会議 根本厚生労働大臣不信任決議案趣旨弁明 小川淳也議員(立憲民主党・無所属フォーラム)#国会パブリックビューイング さらに筆者はその演説の全文を下記に文字起こしした。 ●【文字起こし】小川淳也議員:根本厚生労働大臣不信任決議案趣旨弁明(2019年3月1日衆議院本会議) また、小川議員自身も、「本会議で言及した部分」、そして「時間切れだったが最も訴えたかった最終盤」をブログで発表している。 演説の文字起こしに、
2017年、安倍政権と統一教会(世界平和統一家庭連合)の癒着構造は加速する。5月、自民党本部や首相官邸に教団の北米会長一行が招かれ、直後の1万人信者集会では複数の自民党議員が来賓挨拶、7月には自民党議員団が教団の引率でアメリカを外遊、そして8月の組閣ではこれらの“行事”に協力した議員が要職に就いた。 同年5月7日から12日にかけて統一教会の金起勲(キムギフン)北米大陸会長が、教団系列のワシントンタイムズ財団と現役米下院議員を含む世界平和国会議員連合のVIPを引き連れて来日し『ファクトファインディングツアー』を行った。 金会長一行は、7日に自民党本部を訪問し、高村正彦副総裁や田中和徳国際局長と会談。 9日には、京王プラザホテルでの『日本─アメリカ国会議員有職者懇談会』に参加し、国会議員6人と歓談。そのうちの2人は長尾敬と安全保障委員会理事の中村裕之と判明した。 そして10日、菅義偉官房長官か
定例会見での菅官房長官(首相官邸ホームページより)[/caption]「あなたに答える必要はありません――。 2019年2月26日午後の定例記者会見で菅義偉官房長官が東京新聞・望月衣塑子記者に言い放った一言が波紋を広げている。 望月記者を擁護する記事、逆に菅官房長官を支持する記事が入り乱れ、実際に記者会見を見たことが無いであろう大半の方々は困惑しているのが実態ではないだろうか。そこで、本記事ではできる限り「事実」に基づいて、2月26日午後の会見で起きたことを検証していきたい。 まず、当日午後の望月記者の質問計2問は約2分半の検証動画として公開しており、実際の映像をご自身の目と耳で確かめて頂きたい。 司会者(内閣府職員・上村秀紀 報道室長)から「質問は簡潔に」と2回妨害されていることが映像でも確認できる。一方、他5人は1度も注意されていない。もし実際に望月記者の質問時間が他記者よりも異様に長
2月12日の通常国会衆院予算会議で、国民民主党所属の泉健太代議士が要約すると次のような質問を行いました。 “イージスアショアは、秋田と萩に固定式である。真っ先に狙われるのではないか。(略)イージス・アショアは2基で2404億円、運用費は4389億円。来年度イージス艦は8隻に増え高額のアショアじゃなく、イージス艦のミサイルを増やせば良いだけである” これに対し、首相である安倍晋三氏は次のような答弁を行いました。 “陸上に配備されている利点については、先程岩屋大臣から答弁をさせていただいたわけでございます。 いわば、あの、えー、船であればですね、出港して行って、その間はずっと洋上にいるということになってですね。その中でローテーションしていくわけでございますが、陸であればですね、まさに、いわば、陸上においての勤務となるわけでございます。それについては、これは大きな差なんですよ。全然ご存じないかも
2018年12月20日に起きた、座標未公表の日本海の日本排他的水域(EEZ)内における韓国海軍駆逐艦のレーダー照射問題。前回は両政府の見解を改めて比較してみましたが、今回は日韓が公表した映像を検討します。 暮も迫った2018年12月28日、前日までに予告していたとおり、日本はP-1が撮影した映像を公表しました。この映像の公表には防衛省、海上自衛隊の背広組、制服組双方が嫌がっていたのを官邸、より具体的には安倍晋三首相の極めて強い意向で実施されたと報じられています。(参照:渋る防衛省、安倍首相が押し切る=日韓対立泥沼化も-映像公開 時事通信 2018年12月28日) P-1は、世界一と言っても良い極めて優れた哨戒機であり、乗組員もトップクラスで防衛機密(軍事機密)の塊ですので、海自、防衛省が内部映像の公開を拒絶するのは当然のことで、実際に公開された映像は音声が欠けている、映像も欠けている部分が
共同通信は11月17日、シリアで拘束され解放・帰国したフリージャーナリストの安田純平氏に対し、「警視庁公安部が聴取を要請した」との記事を配信した。 記事によると「時期は未定」とのことで、「体調が戻ったら話を聞かせてほしい」と捜査関係者は安田氏に伝えたという。 そして、記事はその後こう続いている。 「安田さんは共同通信のインタビューに『体力が落ち、回復している感じではない』と話し、ぜんそくの症状や腰のヘルニアなど健康への懸念を口にしていた」 この記事を見て、Twitterなどを中心にネット上では「会見したりマスコミ取材を受けたりしているのに、公安の聴取は受けないのか」「体調を理由に公安から逃げている」などといった安田氏に対する批判や、「公安の聴取だけを拒否するというのは、聞かれたらまずいことがあるのでは」との憶測までが広がっている。 そこで、安田氏本人を直撃、ことの真相を聞いてみた。 ――警
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く