この世はカメラをどんどん引いていくと似たようなパターンが現れる。カメラでどんどん寄っていっても似たようなパターンが現れる。多様性や個性が現れるのは中間領域。生物の多様性も人の個性も中間的な現象なのだろう。東京都の人口13,716,974人。星間物質や砂粒のどこに私が見える? 話が飛んでしまうかもしれないが―― かつてブログという中間領域には多様性や個性がわりと現れていたのではないか。ツイートは分子的、せいぜい原核生物的。
2016年のベスト本になりそう。以下メモ(途中まで) <第1章> ホモ・エレクトスは200年以上生きた。人類では他にない 脳の進化。現在では十分もとがとれるが、最初の200万年は、いったい何が人類の巨大な脳の進化を推進したのか。《正直なところ、その答えはわからない》 *あまり考えなかった問い 人類は、脳、道具、学習能力、複雑な社会構造のおかげで地上最強の動物になったことは自明だろう。《だが、人類はまる二〇〇万年にわたってこれらすべての恩恵に浴しながらも、その間ずっと弱く、取るに足らない生き物でしかなかった》 *これまたこれまで思い浮かべなかった 人類はあっという間に頂点に上り詰めたので、生態系は順応する暇がなかった。それが他の動物たちとの違い。ライオンやガゼルやハイエナなどは何百万年もかけて進化した。しかもともに統制と均衡の仕組みを作り上げることができた。 それにしても、人類が手にしたもの
「あなたのお気に入りの、深遠で、エレガントで、美しい説明は何ですか?」 この問いに、第一線の知性が渾身のしかも個性ある回答をそれぞれ示す。まさに珠玉の一冊。アメリカの学者が中心で、分野は生物学者、物理学者、心理学者などなど。有名な名前もいくつも並ぶ。なぜ149人かは不明。 予想されるとおり「ダーウィンの進化論」に絡んだ回答が非常に多い。回答者の1人リチャード・ドーキンスは、それは当然としたうえで、その理由を次のように述べている。 《それが説明するおびただしい量の事柄を、それが依拠する数少ない仮定で割った比は、ともかくも巨大だ。人間がこれまで理解してきた諸分野において、これほど少ない数の仮定のもとにこれほど多くの事実が説明されたことは、ほかにない。エレガントさはその通りだが、深遠さはと言うと、19世紀になるまで誰からも隠されていた》(長谷川眞理子 訳) ここで「説明」というキーワード、とりわ
NHK『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』の再放送で、ジャズの回以降をだらだら見ながら考えた—— ジャズの誕生そしてビバップの誕生は音楽の革命だったということなのだが、ツイッターの誕生によるテキストのインタープレー的な応酬というのも、だれも予想していなかった革命を今しもやっているのかも。コードがどんどん複雑になるというのは、ツイートのテーマに付随するサブテーマがどんどん花開いていくようなものなのではないか。 マイルス・デイヴィス『Kind of Blue』。コードからモード(スケール)へ。これはテキストにおいては、ツイートにおいては、どういうことだと思う? はい、そこの君。教えてください(ツイートで) 私たちの文章も、コード進行に決定的に縛られているとしたら、それをどう解放するのか。マイルス・デイヴィスがやったことは、結局「ルールを減らした」(大谷能生) 即興をすればよい。それはそうなのだが、
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