東京六大学野球秋季リーグで、球場の内野席で踊って応援をするチアリーダー=2019年9月、東京・神宮球場(立教大体育会応援団提供、本文とは関係ありません) アスリートへの性的な意図を持った隠し撮りや画像を拡散する行為が社会的な問題となった。応援を先導するチアリーダーも同様の被害で悩まされている。球場でエールを送り合う晴れやかな光景の裏で、隠し撮りによって深く傷つく女性たちを取材した。(共同通信=品川絵里) 甲子園 チアリーダーも盗撮被害「不適切なアングルでの撮影」を経験 ▽バッグに穴、腕時計カメラも 「目の前の男性が持っていたバッグに穴が開いていて、そこからレンズがのぞいていた時のむしずが走った感覚は忘れられない」 大学で応援団に所属した20代の女性は球場で受けた経験を、今も強く記憶する。いつ撮影された画像なのか。インターネットの掲示板で、実名をさらされ、画像とみだらな文言とともに拡散された