◆1:マリオがRPGになる しかもスクウェアとタッグを組んで 1996年はスーパーファミコン後期であり、すでにPlayStationが発売されていたころである。RPGがかなり浸透していた時期でもあり、1994年には『ファイナルファンタジーVI』、1995年には『ドラゴンクエストVI 幻の大地』が出ていた。いわば、国産RPGに脂が乗っていた時期といえよう。 あくまで筆者の私見だが、このころは「RPGを遊ばないのであればゲーマーにあらず」くらいの雰囲気であった。ゲームジャンルとして流行り、すっかり定番になったかのような状況だったわけだ。 しかし、このときはまだ「スーパーマリオ」のRPGは出ていなかったし、任天堂のゲームを中心に遊ぶような人はRPGの経験が少なくてもおかしくなかったのである。 そこで登場したのが『スーパーマリオRPG』というわけだ。パックンフラワーが歌うTVCMで「ロールプレイン
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