少し前、「小説家になろう」の代表のようにイメージされるジャンルカテゴライズについて、id:kazenotori氏が下記エントリを書かれていた*1。 「異世界転生・転移もの」の略称というか通称を考える - WINDBIRD 異世界転生とは「現実世界で死んで異世界に生まれ変わる物語類型」、異世界転移とは「現実世界から異世界に移動する物語類型」のこととする。 「勇者として異世界に召喚されるもの」や「現実世界と異世界が接続されて行ったり来たりするもの」などもそこに含めることとする。 つまり現実世界とは遠くへだたれた異世界が存在する設定で、もともと現実世界にいた主人公が異世界に移動することからはじまる物語類型の考察だ。 もちろんそうした類型がかたまっていくことで、それを逆手にとった創作がおこなわれるのも世の常だ*2。そうしたジャンルカテゴライズは模倣と逸脱のグラデーションな境界線でおこなわれることは