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ブックマーク / homepage3.nifty.com (35)

  • 雑感635-2013.4.14「セメント工場を見学して -セメント産業の進化に驚いた-」 - J. Nakanisi Home Page

    雑感635-2013.4.14「セメント工場を見学して -セメント産業の進化に驚いた-」 4月12日、私は研究所の数人と太平洋セメント埼玉工場を見学させてもらった。セメント産業の一部は、すっかり廃棄物リサイクル産業に変わっていることを実感した。こう書くと今更なんだと言われるに違いない。 エコセメントという言葉は氾濫していたし、セメント工場では、塩ビ廃棄物、下水汚泥などがキルンに投入されている現場を、私自身、何回も見学してきた。しかし、廃棄物を燃料に使っている、または、セメントの質に害がない程度に焼却をしている(高温の炉を運転しているので)という理解だった。 しかし、違うのです。もっと、深いものがあった。今回訪問した埼玉工場は、日高市にあった。西武池袋線で池袋から50分くらいの飯能(はんのう)という駅で降りて、タクシーで25分くらいの所にある。 日高市には家庭ごみ処理施設がない 日高

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    nekoluna 2013/04/08
  • 雑感597-2012.6.28「私は、がんのリスクについての伝え方を間違っていたかもしれない」 J. Nakanisi Home Page

    たばこ、飲酒は納得だったが、野菜嫌いは「えっ?」という感じだった。何を疑問に思ったかと言えば、一つは、サプリだとか、いろいろな品の影響についての説明は、コマーシャルもあるのでどうも信用できない、さらに、効果があると信じていると実は違うみたいで10年に1回くらい逆転するような感じだった。また、野菜の中には相当な発がん性物質が含まれているが、大丈夫かという疑問もあった。 放影研の論文で納得した そこで、いろいろ調べてみた。そして、最も納得のできたのが放影研の以下の論文だった。 スライドに書いた通り、原爆被ばく者34818人を35年間に亘って調べたものである。 そして、1Svでがん(固形がんと白血病)死亡率は49%増えるが、黄緑色野菜を毎日べる人は、週1回しかべない人とくらべて、がん死亡率は13ポイント減り、1Svの効果が36%になるというものである。 この論文の冒頭に書かれている

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    nekoluna 2012/06/19
    作業環境での暴露濃度が一番気になる / ACGIH TLV-TWAで50ppmらしいからそれくらいにコントロールされるべきもの
  • 雑感592-2012.5.30「福島のコメの分析について気になること -福島県の農業関係者に訴える-」J. Nakanisi Home Page

    (**この中には、「検出せず」とされた試料は含まれない。) こういう精力的な分析が行われ、基準値は500 Bq/kgであるにも拘わらず、100~500 Bq/kgのコメ32,300トンは廃棄し、100 Bq/kg以下のみを市場に出すという措置をとった。 (福島県はNDとか、不検出、検出限界値以下という表現は誤解を招くということで、「検出せず」と表記している。しかし、正直言って、NDと「検出せず」の違いが分からないが、先に進むことにする) 不検出のレベルは? 緊急調査結果を見ると「不検出」(「検出せず」)の検体の数は多いが、一体これはどのくらいのレベルを意味するのだろうか? 500 Bq/kg以下ならいいという世界で、現実には100 Bq/kg以下であるから、別に危険だとかべていけないというわけではない。しかし、福島のコメが、今、大体どういうレベルにあるかは大きな関心事だし、また

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    nekoluna 2012/05/28
    「基準値の2倍とか10倍程度のホルムアルデヒドを含む水道水を飲んだからと言って健康影響が起きることは考えにくい」 ですよね・・断水はやりすぎじゃないかと思った
  • 雑感579-2012.2.22「福島のコメ問題」 J. Nakanisi Home Page

    雑感579-2012.2.22「福島のコメ問題」 「不検出」という甘い誘惑 放射線濃度の自主分析で生産者の方が試料を持ち込み、「不検出」でした、「検出限界値以下」でしたと嬉しそうにして帰る映像を見ると胸が痛む。 当たり前のことだが、「不検出(ND)」は0ではない。しかし、0と思わせるところがある。基準値が100 Bq/kgで、その測定器の検出限界値が25Bq/kgとしよう。数値が、50 Bq/kgでも、30 Bq/kgでも基準値内だから良いはずだが、どうしても「不検出」を生産者は追求しようとするのではなかろうか。また、機器の性能としては20 Bq/kgも測れる、そして、測定結果が20 Bq/kgだったとしても、むしろ「不検出」という表記を求めるのではなかろうか。 昨年度のコメについて、福島県が発表した結果には、ND、100 Bq/kg以下(但しNDは含まず)、100~200 Bq/k

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    nekoluna 2012/02/22
    素晴らしい
  • 安心科学アカデミー ホームページ

    <お知らせ> ・保物セミナー2008の日程が決まりました 概要 New ・お守り線量計の配布ご案内 詳細 New ・原子力廃棄物を考える国際市民フォーラム 「処分地問題の解決に向けて」  2008年10月18日(土)JAホール 案内PDFNew

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    nekoluna 2011/11/21
    何かのNPO
  • 雑感565-2011.10.31「再び、北極のオゾンホール」

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    nekoluna 2011/09/05
  • J. Nakanisi Home Page 雑感546-2011.1.11「鉱物標本」

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    nekoluna 2011/01/20
  • J. Nakanisi Home Page

    雑感536-2010.10.12「ノーベル賞−二つの話題−」 戦後の技術革新時代の力量 クロスカップリン反応の発明者、活用者3人にノーベル化学賞が授与され、その内2人が日人だったのでやや興奮。北大名誉教授の鈴木章さんと、米国Purdue大学特別教授の根岸英一さん。根岸さんの経歴を見ると、湘南高校、東大応用化学、帝人、Purdueとなっていて、その当時は最も秀才の人が辿る典型的な経歴である。 当時は、戦後の技術革新の波が押し寄せていた時代で、その内容は石油化学だった。成績の良い学生が応用化学に進み、その中で一番、二番の学生が帝人や東レなどの繊維系の化学会社に引き抜かれた。合成繊維がまさに技術革新の成果だった時代。そういう時代背景を考えると、根岸さんの受賞はよく分かる。1960年代(昭和30年代)の日の力を反映しているように思う。 受賞の対象となっている反応が広く使われていること、さら

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    nekoluna 2010/10/19
  • 「空気をパンに変える錬金術 −書評を書いた本の紹介−」 - J. Nakanisi Home Page

    単位 1012molN/年= 14×100万トン/年=1400万トン 2009年、1億5000万トンのアンモニア生産、Nに換算すると、1.5×14/17=1.24億トン エーリッヒの(この表)では、1975年の肥料製造が0.37億トンだったと書かれているが、2009年のアンモニア合成による窒素固定は1.28億トンである。約8割が肥料用だが、多分、そこまでの厳密な議論は不要と思われるので、ここでは1.28億トンのまま進める。 自然による窒素固定は1.3億トンとなっていて、その内豆科植物による分は0.28、他の陸生植物による分が0.56、海洋生物0.28億トンとなっている。この内、人類が糧として使える分がどのくらいかについての知識がないが、一応豆科植物の分だけとしておこう。 人類が糧に使っている分は、この大気からの固定分だけでなく、すでに土壌中や海洋に蓄積されたものもあるのだが、

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    nekoluna 2010/07/28
    そういえばRoutesとかいうエロゲで長々とこのウンチクをよまされた気がする
  • http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak521_525.html

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    nekoluna 2010/06/16
    「国水研はそれを知らないのか、食安委の報告やJECFの報告を読んでいないのか」 正しい指摘だな
  • J. Nakanisi Home Page | 雑感518-2010.5.10「研究開発独立行政法人について考える(1)−倉田健児・河尻耕太郎編著『研究所経営』を読む−」

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    nekoluna 2010/04/21
  • 百万分の一は小さな値ではない

    2005/02/15 2006/01/02 原子力発電所は安全である。という宣伝がされています。例えば、「原発が事故を起こす確率は隕石が当たって死ぬ確率よりも小さい」などと言う人までいます。 当でしょうか 工場などの故障を研究している人がいます。故障が起きると生産が止まり損害となるので、部品を定期的に交換する事になります。では部品交換はどの程度の頻度で行なえば良いのでしょうか。新品には初期不良が付き纏います。古い部品は消耗しています。この問題を解決するために、部品の個々の故障頻度の統計と確率論で工場全体が最も収益を上げる交換頻度をはじきだします。 同様のことを原子力発電所でも行なっています。PSA(確率論的安全評価)と言います。電力会社やその他の宣伝を見ると典型的な大事故である「炉心損傷」の頻度は炉・年当り10-6程度の様です。で、この10-6という数字を「小さい」と宣伝しています。

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    nekoluna 2010/03/16
    経済的被害は原発のベネフィットと比較すべき問題   交通事故死亡リスクと比較するなら炉心損傷による死亡リスクと比較しないと何を比較してるか不明。 一人が原発数十基と対応してるわけじゃないだろ。
  • http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak506_510.html

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    nekoluna 2010/02/18
  • 雑感502-2010.1.12「『食のリスク学』-2010年のはじめに-」/J. Nakanisi Home Page

    雑感502-2010.1.12「『のリスク学』−2010年のはじめに−」 を出しました 新しいを出すことができました。タイトルは、「のリスク学−氾濫する『安全・安心』をよみとく視点」(日評論社)です。この雑感が公表される頃に書店に出ます。 日におけるの安全問題の扱われ方 日におけるの安全問題の現時点での特徴を、私は、このように捉えています。 1)ほとんどリスクがない問題や単なる形式違反みたいな問題は大騒ぎをする、「直接的なリスクはないが、予防的観点からあってはならない」が常套句。そして、膨大な費用をかけて回収などを行うが、それらにはリスク削減の効果がない、そもそもリスクがないのに大騒ぎしているのだから。 2)リスクがありそうな問題には触れない、「風評被害を防ぐため」が常套句。 その理由は、a)関係者が有力な企業である、b)関係者が一次産業系である、c)従来市民

    nekoluna
    nekoluna 2010/01/12
    キンメダイやトルエンは本当あほらしいよな・・・・・ アカネ色素禁止はしょうがない気もするが回収するほどでは全然無い
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    nekoluna
    nekoluna 2009/11/11
    NOAELではなくBMDL10もどき。BMDL10/摂取量でMOEを算出してる。MOE10000は発がんリスクが10万人に一人になる値として設定されてる。たしかに食経験のあるものと新規食品ではあまりにも基準が違いすぎて、問題
  • チオチモリンの驚くべき特性

    著者 アイザック・アシモフ  執筆1957年 (1948年の「再結晶チオチモリンの吸時性」に加筆改題したと思われるのですが、調べがつきませんでした。ご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?) 以前、サイトのお客さまのお一方とSFの話をしていて 「化学SFというと『チオチモリン』くらいしか頭に浮かびません。」 「そうですね、私も『チオチモリン』くらいしか…」 ということになりました。おお、ご存知の方がいらした!と小躍りし、大踊りし、その勢いでここに紹介などを書いております。 社会的に認知度のそう高くはないエッセイ(冗談論文)ですが、特に、理系(更に化学系)の方には爆笑モノだと思われます。 アシモフというとロボット小説やファウンデーションシリーズで有名ですが、実はボストン大学医学部で生化学の准教授のポストについていたことがある、博士号を持ったれっきとした科学者です。科学論文は山のよ

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    nekoluna 2009/11/07
    小学生のときに読んで大爆笑した
  • http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak151_155.html

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    nekoluna 2009/10/12
    一般に、魚類の生物濃縮はえらを介した取り込みの寄与が最も大きい  古くから知られた常識だけど環境科学の本に一切でてこない(らしい) 日本の環境科学って変にゆがんでるのかな
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    雑感491-2009.9.29「八ッ場ダム どうする?(その2)−利水のためのダムは不要だと考える理由−」 A. 八ッ場ダムどうする(その2) すべてのダムはけしからん、だから、八ッ場ダムも中止だという筋道の論理展開をしてはいけないと思う。ダムの必要性は、場所により異なる。必要な場所もあるが、必要でない場所もある。環境影響の少ない作り方、使い方もあれば、そうでない場合もある。 しかし、利水(水道水や農業用水)のためのダムについては、我が国では、おしなべて新しく作る必要性が低い。多くの場所でそうだ。治水はやや状況が異なる。 利水の必要性が低いのは、八ッ場ダムでもそうだ。それは、日の特殊性である。 我が国では、水田を広げるために、あらゆる努力をはらって、農業用水確保が図られた。ともかく、利用できる水があれば、ひいてきて水田が作られた。既に、明治になる前である。その後も、新しい技術

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    nekoluna 2009/09/30
  • 放射線発がんの主たる標的はDNAではない可能性が高い :渡邉正巳

    1.はじめに 発がんは、がん形質変化が多段階に積み重なって起きることが臨床的な観察をもとに古くから知られている。そして、段階的に進む形質変化のそれぞれに密接に関係する遺伝子が存在し、その遺伝子に突然変異が起きることが発がんの第一歩でありアクセルであると考えられてきた。この考え方は、“発がんの多段階突然変異説"として、現在、最も有力な発がん機構に関する仮説である。突然変異の原因はDNA損傷であり、初期DNA損傷量は被ばく線量に比例するので、放射線量が如何に小さくても発がんのリスクが存在するというLNT(Linear Non-Therethold)仮説が放射線防護の基盤となる考えとして受け入れられてきた。 しかし、依然としてこの仮説は実証されておらず発がんの全容を見渡すという視点でみると何らかの矛盾を伴っていることが多い。最も基的な矛盾は、細胞がん化頻度が突然変異頻度に比べて桁違いに大きい

  • 雑感485-2009.7.21「噂は本当だった-食品安全委員会委員の人事案についての国会不同意-」 J. Nakanisi Home Page

    雑感482-2009.7.2「品安全委員会委員人事に関する日学術会議会長談話」 以下のような金澤一郎会長の談話が6月30日にでました。 「品安全のための科学」に関する会長談話 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-6.html 2009-06-30を見てください。 雑感481-2009.6.30「偉い人の人事を私が潰したの? −世にも不思議な話−」 品安全委員会の委員を承認せずの根拠が、私が批判しているからだという奇妙な論理 当だろうか?―品安全委員会プリオン専門調査会の座長を務めていた吉川泰弘(東京大学大学院教授)さんを、品安全委員に任命する(委員長候補でもあったらしい)提案が、国会で野党4党の反対で認められなかったことはすでに書いた通りである(雑感478-B)。 品安全委員会の委員は、国会同意人事であるこ

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    nekoluna 2009/07/01