「コンピューターを発明した人類という種がどうしていくのか、コンピューターと寄り添っていけるだけの『本当のニュータイプ』にならなきゃいけない時代が来たんだと痛感している」──。 アニメ「機動戦士ガンダム」富野由悠季監督が23日、第28回東京国際映画祭特集上映「ガンダムとその世界」初日に登場。自身が総監督をつとめたテレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」(Gレコ)や、人類の未来について語った。 ミノフスキー粒子は秀逸だった 対談相手は、筑波大学の落合陽一助教。1987年生まれ、プラズマや超音波を使って空中に「触れる映像」をつくるメディアアーティストとして知られている。 落合助教は映画のように平面的な「映像の世紀」は20世紀で終わり、21世紀は通信とデバイスの発達によって、モノがメディアとして機能する「魔法の世紀」が訪れるというのが持論。現在同タイトルの単著も執筆中で、11月に出版予定という。