日本における再生可能エネルギー(再エネ)の主力である太陽光発電は、2012年に固定価格買取制度(FIT)が導入されて以降、加速度的に増えてきました(「FIT法改正で私たちの生活はどうなる?」参照)。この太陽光発電に使用する太陽光パネルは、製品寿命が約25~30年とされています。そのため、FIT開始後に始まった太陽光発電事業は2040年頃には終了し、その際、太陽光発電設備から太陽光パネルを含む廃棄物が出ることが予想されています。 太陽光をはじめとした再エネを長期的に安定した「主力電源」(電力をつくる方法)のひとつにしていくためには、こうした廃棄物問題を避けて通ることはできません。どのような問題が懸念されており、どのような対策を行うべきなのか、太陽光パネルの廃棄問題について考えてみましょう。 太陽光パネルの廃棄に関するさまざまな懸念 太陽光発電事業は、ほかの発電事業と同じように長期的におこなわ
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