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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (48)

  • MySQLのEXPLAINを徹底解説!!

    以前、MySQLを高速化する10の方法という投稿で「EXPLAINの見方についてはいずれ解説しようと思う」と書いてしまったので、今日はその公約?を果たそうと思う。 MySQLのチューニングで最も大切なのは、クエリとスキーマの最適化である。スキーマの設計は一度決めてしまうとそのテーブルを利用する全てのクエリに影響してしまうためなかなか変更することは出来ないが、クエリはそのクエリだけを書き直せば良いので変更の敷居は低い。そして遅いクエリをなくすことは、性能を大幅に向上させるための最も有効な手段である。従って、アプリケーションの性能を向上させたいなら、まず最初にクエリのチューニングを検討するべきなのである。 最適化するべきクエリはスロークエリログやクエリアナライザで見付けられるが、ではそのようなクエリが見つかった場合にはどのように最適化すればいいのか?そのためにはまず現在どのようにクエリが実行さ

    MySQLのEXPLAINを徹底解説!!
  • MySQLのプロンプトを変更する。

    MySQLのCLI(コマンドラインインターフェイス)を利用しているとおなじみの mysql> というプロンプトがあるが、実はこれは変更が可能である。MySQL CLIを利用している最中なら、promptコマンドを実行すれば良い。例えば次のように。 mysql> prompt \U [\d] >\_ PROMPT set to '\U [\d] >\_' mikiya@localhost [test] > \Uや\dはそれぞれ意味が決まっていて、それらを組み合わせることで任意の情報をプロンプトに表示できるわけである。見易いように > やスペース、括弧などを組み合わせるといいだろう。例えば何かの作業をするときには mysql> prompt 作業1 [\D]>\_ PROMPT set to '作業1 [\D]>\_' 作業1 [Tue Mar 17 07:39:28 2009]> などとする

    MySQLのプロンプトを変更する。
  • 高速SSDの落とし穴。データベースで利用するときはご注意を!

    今年はSSDの台頭がめざましい。価格の低下、大容量化、そして高速化、さらには低電力化まで期待できるというからもうHDDの出番はなくなるんじゃないだろうかというぐらいの勢いである。しかしそんなSSDもデータベースで利用する時には気をつけてもらいたい。 MySQL Performance Blogでインテル製SSDを使って検証した結果がレポートされている。 インテル製SSDはめっぽう早い。彼らのテストでは一秒間に5250回もの書き込みが出来たそうだ。しかしそれはライトバックキャッシュが有効になっているときの話であって、ライトバックキャッシュを無効にすると書き込みは秒間1200回まで低下したらしい。(それでも高速だが。) で、このインテル製SSDのライトバックキャッシュはくせ者で、バッテリー等で保護されていない。つまり、ライトバックキャッシュにダーティな(まだディスクへの書き出しが完了していない

    高速SSDの落とし穴。データベースで利用するときはご注意を!
  • 最強のMySQL HA化手法 - Semi-Synchronous Replication

    MySQL 6.0で搭載される予定の機能の一つに、Semi-Synchronous Replicationというものがある。コイツを使うととんでもなく凄いHA化ができるので、今日はその方法を紹介しよう。 まずはSemi-Synchronous Replicationの機能説明から。そもそもSemi-Synchrounousってナニ?どうして完全な同期でもなく非同期でもなくSemi-Synchronousなの?という疑問をまずは解消したいと思う。さっそく次の図を見て欲しい。 これはSemi-Synchronous Replicationの動作を図で表したものである。図だけではなんだかよく分からないと思うので、以下に各ステップの詳細を説明する。 アプリケーション(クライアント)からトランザクションをCOMMIT要求を出す。 バイナリログを更新する。 ストレージエンジン(テーブル)を更新する。

    最強のMySQL HA化手法 - Semi-Synchronous Replication
  • もしもデータベースサーバがクラッシュしたら

    人の作ったものは完璧ではない。完璧でないものはクラッシュする。故にデータベースはクラッシュする。サーバハードウェアの故障、OSのクラッシュ、データベースそのもののバグなど原因は様々であるが、永遠に停止することなく動き続けるRDBMSというものは存在しない。もちろん数年間無停止で問題が出ない場合もあるが、クラッシュするときはするので対策が必要である。もしもの時に備えて抜かりないのがスマートなオトコのスタイルである。データベースのご利用は計画的に。 と思ったそこのアナタ!!人生そんなに楽ではありません。 もちろんRDBMSはトランザクションのDurabilityを保証しているので99%の場合はそれでOKだけど、それはCOMMITが成功した場合の話。COMMITは大抵の場合高速な処理であるが、それでも処理にかかる時間はゼロではない。アプリケーションがデータベースサーバにCOMMITを送信してから

    もしもデータベースサーバがクラッシュしたら
  • MySQL Clusterへの接続方法

    どうやってたくさんあるSQLノードに接続すればいいんだ? ロードバランスは? フェイルオーバーは? ということがあると思う。このテーマを扱ったドキュメントはありそうだちょうど良いものが見あたらない。おそらくこの点が明確でないために「よし、最近サイトのトラフィックも増えてきたことだし、いっちょMySQL Clusterを試してみようか!」という気にならず、多くの人が利用を躊躇ってしまっているのではないだろうか?なので今日はこの点について5パターンのソリューションを紹介したいと思う。 その前に、「MySQL Clusterって何だ?シラネーヨ!」って人は、MySQL Clusterの特徴やセットアップ方法などを以前にThinkITへ投稿したのでそちらを参照して貰いたい。 http://www.thinkit.co.jp/article/95/ では題。 1. mysqldをアプリと共存恐らく

    MySQL Clusterへの接続方法
  • 漢(オトコ)のコンピュータ道: MySQLを高速化する10の方法

    ちょっとキャッチ−なタイトルをつけてしまったが、今日は独断と偏見でMySQLを高速化する方法を10個紹介しよう。MySQLサーバをチューニングするときや初期導入する場合などに参考にしてもらいたい。 1. バッファを増やす、または減らす チューニングの基中の基であるが、適切なバッファサイズを設定することはパフォーマンスチューニングの要である。主なバッファは次の通り。 innodb_buffer_pool_size・・・InnoDBだけを利用する場合は空きメモリの7〜8割程度を割り当てる最も重要なバッファである。余談だが、実際にはここで割り当てた値の5〜10%ぐらいを多めにメモリを使うので注意が必要だ。 key_buffer_size・・・MyISAMだけを利用する場合は、空きメモリの3割程度を割り当てるといい。残りはファイルシステムのキャッシュ用に残しておこう。 sort_buffer_

    漢(オトコ)のコンピュータ道: MySQLを高速化する10の方法
  • InnoDBのファイルサイズ管理

    最近、InnoDBのデータ領域(テーブルスペース)が成長してしまって元に戻すことが出来ない場合の対処についてよく質問されるので、今日はテーブルスペースが成長することへの対策について説明しよう。(ここのところMySQLネタが続いているが、Planet MySQL語版を意識しているわけではないのであしからず!!<<ホントかよ?!>俺) InnoDBのテーブルスペースが成長してしまうのは、ズバリ自動拡張しているからである。テーブルスペースに対して何もオプションを指定しないと、デフォルトでは次のような設定と同じテーブルスペースが作成される。 [mysqld] innodb_data_file_path=ibdata1:10M:autoextend サイズは10MBしかないが、自動拡張するのである。自動拡張してしまうと何が問題なのかというと、データが増えた場合にファイルシステムの空き領域を使い切

    InnoDBのファイルサイズ管理