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ブックマーク / book.asahi.com (9)

  • 「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日

    宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」ポスター=スタジオジブリのTwitterより 「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。 「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関

    「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
  • SNSの闇バイトから“凶悪犯”に――田崎基『ルポ 特殊詐欺』|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 強盗殺人事件があった現場周辺。多くの捜査員が駆けつけた=2023年1月19日、東京都狛江市(朝日新聞社) 書籍情報はこちら 最愛の家族を守るため“凶悪犯”に 「もう当に家族が殺されると思って……。やりたくなかった。でも、もうやるしかないと……」 2021年11月。横浜地裁402号法廷に桶谷博(仮名、当時29歳)の姿があった。証言台の前で五分刈りにした頭を深く垂れ、痩身の背中を小さく丸めて言葉を詰まらせながら嗚咽(おえつ)し、桶谷は泣きじゃくった。 住居侵入、強盗致傷、強盗未遂、窃盗……。起訴状にずらりと並べ立てられた罪名はまさしく“凶悪犯”そのものだが、あまりに桶谷の様相とはかけ離れていた。桶谷は、20年9月、横浜や川崎で連続発生した緊縛強盗の犯人として逮捕された。 侵入強盗や窃盗を繰り返し、計198万円を不正に引き出したとされる桶谷の身には、わずか2カ月のうちに、壮絶な

    SNSの闇バイトから“凶悪犯”に――田崎基『ルポ 特殊詐欺』|じんぶん堂
  • 本の記事 : 「コボ」の対抗馬 ブックライブの電子書籍専用端末――国際電子出版EXPO | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    電子出版EXPOのオープニングを飾った国際講演。出席者は左から、丸善CHIホールディングスの小城武彦社長、楽天の三木谷浩史社長、講談社の野間省伸社長、IDPF事務局長のビル・マッコイ氏 電子書籍専用端末の発売が相次いで発表されるなか、東京ビッグサイトで7月4日、電子書籍関連の展示会「第16回 国際電子出版EXPO」が開幕した。写真特集はこちらから ■目玉は「コボ」対抗の新端末 展示の目玉は、電子書籍サービス提供会社「ブックライブ(BookLive)」が参考出品した新型の電子書籍専用端末。ブックライブが独自に開発した端末で、現在国内で生産を進めており、今秋の発売を予定、と発表された。価格や製品仕様、販売方法などは公表されていない。 6インチの電子ペーパーを採用し、操作ボタンなどの見た目はソニーの「リーダー」、大きさは楽天の「コボ」に似ている。ブックライブの担当者は「『コボ』を徹底的に研究し、

    本の記事 : 「コボ」の対抗馬 ブックライブの電子書籍専用端末――国際電子出版EXPO | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 『孤独のグルメ』 原作者・久住昌之が語る谷口ジロー原画の魅力とドラマ化秘話 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    『孤独のグルメ』原画 「鳥取県鳥取市市役所のスラーメン」から 「週刊SPA!」2012年5月15日号 (C)久住昌之・谷口ジロー 写真提供=米沢嘉博記念図書館 中年男が欲のままにひたすら一人メシを楽しむ『孤独のグルメ』が、今アツい。1月に関東地方を中心にテレビドラマが放映され、5月にDVDボックスやオリジナルサウンドトラックが発売された。 「孤独のグルメ 谷口ジロー原画展」も、9月30日まで東京・お茶の水の明治大学米沢嘉博記念図書館で無料公開中。原画の展示は珍しく必見だ。6月17日のトークショーではマンガの原作者でテレビドラマの音楽も担当した久住昌之が、谷口ジローの魅力やドラマ制作の裏話を語った。 『孤独のグルメ』原画の写真特集はこちらから ■谷口ジローが描くことで生まれる店 『孤独のグルメ』は、輸入雑貨商を営みちょっぴりダンディな井之頭五郎が、仕事の合間に実在する店でなにげない定など

    本の記事 : 『孤独のグルメ』 原作者・久住昌之が語る谷口ジロー原画の魅力とドラマ化秘話 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    nekomori
    nekomori 2012/06/21
    この前のイベントで喋ってた事と同じだけど、この前のってあんまり文章化されてないので広める意味でブクマ
  • 本の記事 : 水木しげるさん描く福島原発 32年前のイラスト出版へ - 宮本茂頼 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    妖怪マンガで知られるマンガ家の水木しげるさんが32年前、福島第一原発を描いていた。当時、雑誌「アサヒグラフ」に書き下ろしたイラストで、作業員の過酷な労働や、ずさんな管理態勢を迫力ある筆致で表現している。「福島原発の闇」(朝日新聞出版)として初めて単行化、19日発売される。 イラストは、米スリーマイル島事故が起こった1979年の同誌10月26日号、11月2日号に「パイプの森の放浪者」の題名で掲載された。下請け労働者として原発に潜入し、ルポ「原発ジプシー」を著した堀江邦夫さんが文章を書き、水木さんが絵をつけた。 絵を描く前に水木さんは堀江さんと共に、福島原発の近くまで赴き、外観を見学。堀江さんの話などをもとにイメージをふくらませた。重装備でタンクのヘドロをくみ出す労働者の姿や、タービン建屋に巡らされた配管など、綿密な書き込みで、現場の緊張感や重苦しい雰囲気を伝える。 当時の担当編集者によると

    本の記事 : 水木しげるさん描く福島原発 32年前のイラスト出版へ - 宮本茂頼 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    nekomori
    nekomori 2011/08/21
    水木センセのコメントがボケてるかのようで、ボケてないところがいつも通り
  • 【レビュー・書評】精神病院を捨てたイタリア―捨てない日本 [著]大熊一夫 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    精神病院を捨てたイタリア―捨てない日 [著]大熊一夫[掲載]2009年12月13日[評者]柄谷行人(評論家)■「地域精神保健」という試み 著者は元新聞記者で、1970年にアルコール依存症を装って精神病院の鉄格子の中に入り、その体験を朝日新聞に「ルポ・精神病棟」として連載した。それは地獄のような世界であった。その後も著者は、この“地獄”をなくすにはどうすればよいかを模索してきた。いろんな改革案に出合ったが、それらはあくまで精神病棟の存在を前提にしたものだ。80年代に、著者は画期的な方法を知る。それは精神病棟そのものを廃止し、そのかわりに、地域精神保健センターを作るというものである。 これは、イタリアの精神科医フランコ・バザーリアが60年代に始めた運動である。精神病棟の廃止に対して、病人が凶暴になったらどうするのか、という反論がある。しかし、それは概して、精神病院に強制的に入れられたり拘禁服

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉若手書店員のフェア - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉若手書店員のフェア[掲載]2009年6月7日 「対決! 共鳴し合う作家たち」という文学フェアが、紀伊国屋書店新宿店2階で開かれている。入社数年の若手書店員6人が企画した。ふだんは並んで置かれることのない2人の作家のを「この作家とあの作家は時代も国も違うのに、何だか近いものを感じる」「共鳴し合っているのに、今は片方しか読まれていない」といった観点で選んだ。約600冊が並んでいる。 例えば、「ハードボイルド」のテーマではレイモンド・チャンドラーと桐野夏生の作品。企画した木村洋志さん(24)は「チャンドラーはフィリップ・マーロウで男の生き方を描き、桐野夏生は女の生き方をさめた目で書いている」と話す。 「土俗」のテーマで中上健次とガルシア・マルケスが対決。「いんちき」で石川淳とホフマン、「流麗」でマキューアンと三島由紀夫、「頽廃(たいはい)」で坂口安吾とボードレールと、多様な切り

  • asahi.com(朝日新聞社):村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白 - 出版ニュース - BOOK

    村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白2009年3月9日村上春樹さん 2月15日に開かれたエルサレム賞授賞式のスピーチで、イスラエルのガザ攻撃を批判して話題になった作家村上春樹さん(60)のインタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」が、受賞スピーチ「壁と卵」(全文)とともに、10日発売の「文芸春秋」4月号に掲載される。昨年11月の授賞の打診、発表前のガザ攻撃で悩んだ経過やペレス大統領の表情、スピーチで明かした昨年90歳で亡くなった父親の戦争体験などを率直に話している。 村上さんは、国ではなくブックフェアの賞であることや、過去の受賞者のパレスチナ政策批判スピーチも内容が公開されていることから、授賞式で話すという「ポジティブなメッセージ」を選んだ。 授賞式にはペレス大統領も出席。式の前に「僕は14年前に『ノルウェイの森』を読んだ」と言われた。しかし、「スピーチの途中から最前列に座

  • asahi.com(朝日新聞社):アマゾン、消された書評 著者・水村さん「公正さ疑う」 - 出版ニュース - BOOK

    アマゾン、消された書評 著者・水村さん「公正さ疑う」2009年2月17日 インターネット上の書店「アマゾン」の利用者が商品について投稿する批評欄「カスタマーレビュー」に、いったん掲載された好意的なレビューが削除されたとして、話題作「日語が亡(ほろ)びるとき」の著者で作家の水村美苗さんが、「削除理由について納得のいく説明がなく、公正さが疑われる」と批判している。ネット上の批評をめぐる議論に一石を投じる発言だ。 「カスタマーレビュー」は、利用者がなどを星一つから五つまでの5段階で評価して批評文を投稿するもので、誰でも閲覧できる。 「日語が亡びるとき」の発行部数は5万部。版元の筑摩書房によると、同書の「レビュー」のうち、昨年11月5日の配から12月15日までの間に五つ星レビューが少なくとも六つ消失した。 アマゾンの「ガイドライン」には「長さは800字までに」とあるほか、「冒涜(ぼうとく)

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