中国製食品の安全性が問われる報道が相次ぐなか、ある調査で、中国伝統薬に有害物資が多量に含まれていることが明らかとなり物議をかもしている。「自然商品だから安全」というイメージが強い中国伝統の薬だけに、利用者のショックは大きい。 ・子どもの漢方薬に有害物質 調査をしたのはスウェーデン食糧庁だ。その結果、牛黄解毒片 (ごおうげどくへん)という中国伝統薬から、身体に深刻な影響を及ぼす多量の「ヒ素」が検出されたのである。牛黄解毒片は、のどの腫れや痛み、歯痛、皮膚感染症、おたふくかぜ、食欲不振、発熱などに効き目があるとされ、子どものための万能薬として流通している。 ・危険レベルの鉛、水銀、ヒ素も検出 また、英国医薬製品規制庁の報告によると、「中国産の中国伝統薬から、深刻な健康被害をもたらす鉛、水銀、ヒ素が検出された」とのこと。イギリスでは、無許可の中国伝統薬は認可されていないが、ネット販売などで簡単に
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