「サライ」の今月号が「当代きってのうまい鮨」を特集していたので買ってみた。 著名人に、自分の行きつけの店を紹介してもらうという仕立てで、知らない店も少なくない。 食事のために、わざわざ遠出するなどということは、めったにないわけだから、 誰であれ、自分の行動半径のなかで、いい店を見つけては、行きつけにすることになる。 その意味では「行きつけの店」があるということ自体、幸いと言えるだろう。 私の場合、行きつけの寿司屋は、大船の鮨處もり山になるが、もり山さんは、藤沢周氏や澁澤龍子さんも常連である。 ふと気づくと、「サライ」を見て、バンビことパンクな彼女が、興奮していた。 「久しぶりに沖縄寿司に行くのはどうかな?」 ! 「美味しいお寿司を御馳走してあげて!」 !!! 沖縄寿司とは、逗子の立ち食い寿司屋、いなせのこと。 神奈川県立近代美術館の元主任学芸員で、四月から武蔵野美術大の教授となった是枝開氏
![逗子の寿司屋で、その1](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/26ce0be90490e3bc3fc23905bc61547bb3a67f5b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkidoshuri.up.seesaa.net%2Fimage%2Fkidoshuri-2014-04-14T11%3A50%3A59-1.jpg)